2016年8月

2017.09.25 update
2017年08月20日(日)

朝起きて島バナナ。オクラとモロヘイヤは別の野菜かとおもうくらい美味、茹でておしょうゆつけるだけで。あたらす市場で南国の野菜など大人買いしていく園子さん。ひとひはカートを押してくるくるまわっている。10時前に工芸村につき、宮古馬の「てぃーだ」くんに、ひとひは今年も乗らせてもらう。馬のおにいさん。去年までは園の外の車道を歩いていたのが、植物園のなかに遊歩道ができていて、そこをぐりっと一周してもどってくる。乗る側は、馬、たのしい。乗せる側はどうなんだろう、などと、てぃーだくんの目をみて考えた。クルマをとばして10時半に「古謝そば」。いちばんかとおもったら、もう2台待っているクルマがいて驚いた。その後もどんどんうしろに行列ができてくる。ひとひは駐車場裏でヒバリとキンバトを見つけた。古謝そばはやっぱり代表的な宮古そばで安定のうまさだ。テビチ初体験の園子さんもここのテビチはおいしいといった。ひとひは今度からソーキそばにしたらどうか、というくらい、宮古そばの豚が好きだ。空港へいく。園子さんの野菜バッグがいちばんの大物になっていて笑う。飛行機は定時より早く離陸し、そして定時より早く関空に着陸した。お客さんと乗務のみなさんのチームワークのたまものです。京都駅までのリムジンバスの車中で、家族騒動、家族会議。京都駅につくころにはしずまっていた。騒ぎはあまり長引かせないのにかぎります。うちの戸をあけると、うちのなかから、ひさびさに訪れる田舎の、親戚の家みたいな匂いがただよってきて、家、ごめん! とおもった。この8月は京都にいなさすぎた。バリ、大阪、東京、宮古島。それでひとひもきっと精神的に疲れているのだ。そのとおり、座敷にころがったひとひは「ふわー」といいつつめっちゃ穏やかな顔をしている。お風呂はいり、晩ごはんはクウカイ。お刺身、だしまき、ふきみそ。あー、帰ってきた。ひさびさに日本酒のむとからだが「ふわー」という顔になる。ひとひと歯をみがき、2階へいき、扇風機のなか眠りに。階下ではテレビの音が。園子さんも自分のやりかたで自分を調整しているのだ。

2017年08月19日(土)

オクラ、モロヘイヤ、ヨーグルトなど食べ、8時半出発。午前中の目的地はシギラ浜。去年、はじめてウミガメを目撃したところ。わんわん海岸にくらべ、珊瑚礁がでかく、高く、そのぶん、みられる魚の種類が多い感じ。が、ずっと深いので、ひとひはじめから腰が引けている。それでも最後までようシュノーケルつづけた。がんばった。お昼は去年もいった自然派なカフェ。そういうたら宮古はタケノコやアスパラがのびるようにカフェがふえている。僕はソーセージ、園子さんは宮古牛ハンバーグ、ひとひはホットサンド。「羊の冒険」みたいな絵本を読んでみると屠畜の話だった。ひとひ気に入り、二度くりかえして読んだ。OK。サンゴ日記をとばして10分ほどでわんわん新城海岸。今日が最後、ということで感慨ぶかいのは例年のこと。ひとひははじめ、のど元に潮がしみてひりひりする、とのこと、「わーら」の部室にいりびたっているが、30分ほどおよいだ僕と園子さんが迎えにいってみると、パラソルのところで顔を日焼け止めで真っ白にしながら「もう、いま、はいろうとしてるとこやってん」とのことで、みれば、フィンやシュノーケルなどは自分で波打ち際まで運んで並べてあるやないか。がんばるなー! 3時過ぎにはいり、全クマノミスポットをまわって今年さいごの挨拶。わーらの皆さんとも記念撮影、そして挨拶。ひとひが高校生になったらひと夏ここで働かせてもらえばよい。新城海岸のみなさん、今年も、ほんとうにありがとうございました。うちで秒殺でシャワーはいって、すぐにまちなか。一軒目はスバコ、二軒目は一魚一会(うさぎやの姉妹店)、三件目はうさぎや、とうさぎやグループを三軒ハシゴ。

2017年08月18日(金)

9時集合。シーカヤック初体験。こんなに海を滑るとは。「もう10分おそかったら、出てこられませんでした」と苦笑する、「わーら」のリキさん。ウミガメ、イカのオスメス、なんやとおもったら産卵してるんやった。ウミガメのうちでウミガメ。リキさんと泳ぐひとひを遠目にみてて、すっごい成長したなあ、とおもった。おとなでも(おとなやから?)びびるような水深のリーフを、まったく当たり前の顔で、フィンで水を蹴って進んでいく。そのフィンの使いかたも、きのうの今日で、ものすごく上達している。最後はカヤックのパドルこぎ。2時間半たのしかった。わーらのみなさまありがとうございました。お昼たべよう、宮古そば、タコス、ポテトフライ。ひとひはしばらくわーらの男子部の部室。「うみはいろー」と駆けてきて、フル装備。そして海へ。もう、フィンのない園子さんでは追いつかない。僕に「ね、おとーさん、スピードあげるから、ついてきてや」といって、ガンガン泳いでいく。クマノミの見られるところをすべてまわり、それで浜で、王様王女さまサザエさまのお城つくり、波が崩していくまでをみまもる。帰りはさすがに、サンゴ日記くんのなかでグー、グー、寝息。そのあいだに園子さんはあたらす市場でオクラなど買う。うちに帰ってひとひ起こすがモーロー体。高校野球つけると、たまたま、延長12回の表に3点とられて8対5、その裏、2アウト、ランナーなしまで追い込まれた大分のチームが、一挙に4点をいれて逆転勝ち、という、高校野球の凄みをみせつけられるゲームで、ひとひは眠気ふっとんでしまった。晩ごはんは、5時過ぎから「SUBAKO」。もと「うさぎや」の最強チーム、料理のシンペイくんと、ホールのコータくん、ふたりのお店。ひとひは最初から、いっしょに働きたくってうずうずしている。テリヤキチキンと温玉の丼、ラフテーピザ、たこの唐揚げ、鰹のたたきなど、全部、なんでもすばらしくおいしい。シンペイくんの奥さんは11月に赤ちゃんが生まれるそうで、そういう気配がお店じゅうにプチプチはじけている。だんだんとお客さんがやってきて、コータくんはひとひを「今日だけの、こども店長なんです~」みたいに紹介してくれ、ひとひも落ちついて料理やドリンクをはこび、去り際に「ぼなぺてぃ~」といえるようになった(最後のは、お店とは関係なく独自で)。8時過ぎに帰るとき、ドアの前で「ばいばーい」といったら、お店じゅうのお客さん(女性ばかり)が手をあげて「バイバーイ! またねー!」と返してくれた。京都はツバクロ、宮古はスバコ。

2017年08月17日(木)

ひとひのんびり。ヨーグルトとオクラ。伊良部島の中島ビーチ。うようよ魚。「タコのスポットだあ~!」とおっちゃんの声。ひとひは勇気もでてすごく力強く泳げるようになってきた。古謝そば、巣箱、と昼ごはん難民となり、巣箱のコータくんらから、おいしい沖縄そばのお店を教えてもらう。こんなに気のいいお店がこの世にあるだろうか。宮古そば小は大盛、ふつうは大盛。生ビール注文したら、しばらくして、

2017年08月16日(水)

4時半3人おき、タクシーでモーロー体のまま京都駅。リムジンバスに乗り換えて関空へ。ひとひ、はじめのうちは盛りあがっているが、大阪市を横切るころになってグースラ。僕も少しネム。ANAの窓口で黒バッグのジッパーこわしてしまって焦り。でかいビニール袋で包めばそのまま運んでもらえるて知ってました? 8時発のANA機で宮古島まで直通。機中で園子さんとひとひはイヤフォン音楽。だんだん飽きてきた様子なので、絵本2冊とってきて投入すると、ちょうどいい案配で着陸態勢にはいった。到着、宮古島! ひとひがせいかつだんの頃は7月の梅雨明けにすぐ来られたけど、小学校にはいったいまからは、ふつうの夏休み期間に来るしかない。それでもよう空いてたもんや。レンタカーはピンク色のノート。「さんご日記ちゃん」と名づける。ひとひのマリンシューズ買って、お昼は宮古そば。いこうとおもっていた古謝そばが定休日で、じゃあここは、となんとなく選んだ近くの「サマー太陽」。大当たりでした。自家製麺がおいしいのはもちろん、スープがとにかく泣きたくなるくらいおいしく、僕は最後まで蓮華ですくってのんでしまった。隣でひとひがうらやましそうにしていた。ソーキもかまぼこも含め、三人が一杯ずつ完食。これまで食べた沖縄そばのなかでいちばんかもしれない。また来よう。さーて、ホテル(というか一軒家のヴィラ)は夕方にしかはいれないので、そのまま新城海岸、ひとひによると「わんわん海岸」へ。若手の痩せたおにいさんが「おー、ひとひくーん、ひさしぶりー」といってくれたのには、ひとひも僕たちも嬉しかった。「わーら」のみなさん元気。食べ物のメニューがいっそう充実しているような。ひとひは着替え、一本目はシュノーケルとライフジャケット、二本目、三本目はこれにフィンをつけて。はじめてやっていた2012年、波に足もとを崩されるだけで泣きわめき「かえるー!」「プールがいー!」と怒鳴っていたひとひ。5年でこんなに泳げるようになるんですね、しかも楽しそうに。ひとひのこの5年間の、ものを楽しむ感性の大きなパーセンテージが、ここ、新城海岸の海の家「わーら」で育まれたことはまちがいない。魚を発見するたび、あ、それ、これ、ほら、と、僕と園子さんに指さし、そしてまた自分は別の魚を見つけに泳いでいく。わーらさん、ありがとうございます! 4時過ぎにあがり、シャワー、着替え、泊まりの一軒家でヤモリくんが出迎えてくれる。ダッシュでシャワー、着替えて、6時半には定番の、宮古島に着いたらまずここに来る、という「うさぎや」。音楽家の重ちゃんが「おーう、おおきいなったなあ、ひとひー」と名前を呼んでくれる。ひとひめっちゃうれしそう。晩ごはんは、海ぶどう、宮古牛チャーハン、グルクン唐揚げ、フーチャンプルー、パパイヤサラダ、ラフテー。重ちゃんライブ、長くなった上バラエティに富む。料理長のおにいさんのエイサー太鼓ははじめてみた。すっごいかっこよかった。細かいところはかまわず、まぐろでもかつおでも叩きにしたんどコラ! みたいな勢い。最語に「レッドおじさん」でカチャーシーをおどりながら、今年も、ああ、宮古に帰ってきた、帰ってきてしまった、と実感するのだ。オイシーサー!

2017年08月15日(火)

終戦記念日の雨。朝ごはんのあと、バリ原稿、源氏物語、ともに終了。フー、と息をついて小波運動。昼にソーメンとめんつゆ、大葉とビールを買って帰ったら、もっちゃんが先に来てた。つづけてひとみちゃんとももちゃん。オー、誰かの誕生日みたい、ていうか、お盆のこどもの集まりか。野菜で動物つくりたい。が、そうはならず、みんなでソーメン、558の豚まん、肉団子。ももちゃんの弟ミニじゅうたさんがどんどんパワーを増している。僕にやたらなつくのはおっさん同士のなれ合いを求めているのか。ビールの匂いがするからか。食後みんなで遊びまわり、しーちゃんも到着し、かきごーりー、ということでとあるところに向かったらお盆のお休みだった。フレスコですきなアイス買うてええよー、というと、こどもたちから歓声があがる。鴨川べりでアイス。僕とひとみちゃんはビール。食べ終わった子らは浅瀬にじゃぶじゃぶはいりこみ、石をならべて橋を作ったり、ビニール袋で魚をすくったりしている。ひとひ、下半身ずぶ濡れ。4時に解散し、みんなそれぞれの家でシャワー、お風呂。園子さんと僕は明日からの宮古島荷物。ひとひはサンダーバード2本みて、ささっと用意。8月はこれで、バリ、大阪、東京につづいて4箇所目。だんだん旅慣れてきた気がする6歳児。晩ごはんは、さわらのつけ焼き、モロヘイヤおしたし、小松菜ときのこの和え物、枝豆、558の肉団子。ひとひはお風呂上がりに描いたオートスポーツのためのイラスト「フィンランド」がすばらしく、万全支度ができたあと、ひとりでしばし眺め、建前上9時から11時までやってる便利な店へもっていき、黒猫に託す。

2017年08月14日(月)

4時に起き、バリ原稿。ちょうどよい感じで7時に小休止。みんなで朝ごはん食べてから、2階で源氏物語、若紫のラスト。光源氏ってほんま、えげつないセンス、ていうか、このころみんなそやったんやろな。朝、左目が痛かったというひとひ、園子さんといっしょに、自転車に乗って河原町御池の眼科。右目のものもらいやった。ちゃんと計算カードやった。昼ごはんは、いつかいくことになるだろうとおもっていた「いきなりステーキ」。座りかたが変則。ひとひはよくこのレア肉ごはんをこんなにようけ食べたもんだ。もっと、さっさと食べ終えて出ていく感じをもっていたけれど、量的に、けっこう食べるのに時間かかる。園子さんはうちに帰り、僕とひとひは四条河原町の眼科へ、今度は僕のコンタクトレンズを注文しにいく。検眼でひとひ「やった!」。ひらがなの字がうつるたび、僕のまうしろで「く」「る」「さ」とか嬉しそうにいわれたら、検眼にならへんやんけ! でもおもろかったな。歩いて御池まで戻り、ファミマでガリガリ君買い100000tへ。ひとひは初ガリガリ君、というか、初アイスキャンデー。加地くんはガリガリくんをともに食べる相手として世界で最高の人材だ。「あ、もうちょっとはよたべへんと、横からぽたぽたとけてくんで」とか。たぶんこれまで5000本食べてるやろ。ていうか、ガリガリくんて、じつか加地くん? 自転車でうちに帰り、ひとひと園子さんはチャレンジ1ねんせい。僕は橋をわたってチャレンジ小波アスレチック。ひさびさにやるとからだきしむわ。うち帰りお風呂、晩ごはんは賀茂茄子の網焼きに味噌田楽、サバの塩焼き、モロヘイヤおしたし、枝豆、つるむらさきとかまぼこの和え物。食後はみんなでCKB20周年記念DVDを見る。どれもこれもいい歌。6歳児も51歳もききほれる。

2017年08月13日(日)

6時半に起きてひとひ起こす。が、ひとひ二度寝。8時にやっと起きてくる。右目のまぶたが赤く腫れている。寝過ぎ、というわけではないらしい。お昼食べ、僕は午前中、2階でバリ原稿、書評用の本。だんだんおもしろくなってくる。ひとひと田村家のみなさんはなんとなく心地よい夏休みの昼を満喫していた。昼前、ヤマハの演奏披露。ピアノでなくて電子オルガンで。それでも義母と義姉はおおよろこび。もっと楽しそうに弾けばよいのに、とおもった。昼過ぎの新幹線めざし赤土小前、日暮里、山手線で東京。お盆の中日だからか線香のかおりがただよう。タイのひとたちか? のぞみちゃんのなかで「おも鉄」最新刊ひとひと熟読し、気がついたら隣で園子さん疲れ切って寝てる。この睡眠をなんとかそのままにしておいてあげなくちゃ。京都前で「けいさんカード」をめぐる、園子さん、ひとひの対決。でもすぐ計算の声がきこえてくる。わたし、計算に関係のあるなにかなにかも、と女の子の声がひびく。このパブは、なんや、背ぇ低い子ぉ、べっぴんな子ぉ、ようさんいてるやないかあ! 計算カード一気にすすむ。6時におおきに屋さん。沖縄とすっぽんの関係は。おめでたい亀祝い。おおきに屋さんの定番に、すごいすっぽんが踊りだす。鳥騒動。鮎が帰ってきただって!

2017年08月12日(土)

東京すずし。2階でバリ原稿。園子さん、ひとひらは下で「つかめる水」実験。玉っぽいものができればすぐに2階にあがってきてひとひが見せてくれる。鴨っぽいかたち。涙一滴。溶けかけた雪の結晶。お昼前に終わり、ともにスペースシャトルの発射台をつくる。僕は階段のかたいところを手伝ったのみ。お昼はみなでそうめんという名のうどんをすすり、午後は僕とひとひとで荒川遊園。競泳場のすみを間借りするんじゃなく、専用のこどもプール。こどもの全身からの歓声が飛びかう。が、日が陰るとちょっと寒い。水も冷たい、ってんで、1時間ほどで切り上げ、昔ながらの荒川遊園の遊園地へ。頭上高く、自転車をきこきここいでいく乗り物。茶色っぽい動物ランド。くじゃくが堂々と外を歩いていてうつくしかった。最後のジェットコースターでは両手をあげて乗った。絵に描いたような親子の夏休みな感じだった。尾久の家に帰って早々にお風呂。スペースシャトルのオービターとタンクをつなぐ部品が折れてしまう。だいじょうぶ。晩ごはんは坂田のうなぎ。園子さんに見送られ、ひとひとふたりで2階へ。グースラ。2時半に起き、バリの原稿ちょっと。気がついたら4時だ。そろそろふとんに戻ろ。

2017年08月11日(金)

朝起きて雑誌PENのアンケート。運慶快慶のこと。園子さん運転のレンタカーで、義母、義姉、ひとひといっしょに横浜へ。首都高の横浜公園降り口が異様に混んでいる。つくばナンバー、福嶋ナンバー、北九州? 鹿児島ナンバー?! いつからこんなにみなとみらいが全国規模の観光地になったんだ? 降り口すぐで三菱みらい館。ここでひとひはいろんな乗り物の運転席体験をしたかったが、メジャーな、飛行機や電車の運転席は1時間半待ちとかで無理だった。ディスプレイ上で飛行機を組み立てたり、深海に関するクイズをやったり、現実の滑車を動かしたり歯車を組みあわせたりしているうち、園子さんが並んでくれていた「しんかい6500」の乗務ミッション体験だけはなんとかできた。地震計設置のミッションは時間内には終わらなかったけれど。売店でスペースシャトルと「つかめる水」の実験セットを買い、クルマで中華街にいこうとして、ここではじめて、黄色いネズミの群れが横浜を占拠しているのに気づいた。おっさんの頭にも、おばちゃんの頭にも、黄色いネズミの帽子、帽子、帽子。全員の手にスマートフォン。公園の入り口には二階建てくらいの巨大黄色ネズミ。さっきの渋滞はピカ渋滞だったのか。いまごろチュー華街なんかにいったら真っ黄色に染まっていることが明らかなので、夕方4時に急遽東京に帰る。とちゅうで園子さんの発案で、天才ホール係あべくんのいるロッツォ・シチリアをめざすことに。6時前に到着。ロッツォ・シチリアは「離れ」まで増設する人気ぶりだった。あいかわらずまるいちとの連携はつづいているようだった。マグロ、サバ、イカの網焼きなどなど、出されるもののすべてがブラボーにおいしかった。ひとひはあべちゃんと遊んでもらうのが楽しいとコンマ0秒で見抜きえんえん遊んでもらっていた。東京にくるならロッツォ・シチリアにくるにかぎるなあ。4種の果実酒連続で僕は眠くなり、尾久の家につくやひとひに2階につれていかれ猛烈ないびきをかいて寝てしまったそうだ。

2017年08月10日(木)

朝おきてなにも食べず、荷物そろえて京都駅。おにぎりニコニコニコ。たらこが三個、すぐき、しばづけ、シャケが一個ずつ。9時過ぎの新幹線で東京へ。道中浜松まで園子さんとひとひ猫ピッチャー。東京駅から、園子さんはカード作り、僕とひとひは東新宿のオートスポーツ編集部へ。ひとひは二回目だけれど、もう、友達みんなと再開できる、って感じでわくわくしている。水谷さんや原さん、あたらしいおにいさん、ミニカーのおねえさんが出迎えてくれる。ひとひ、ちょっと鳥自慢しながら、もらえるミニカー選びに余念なし。連載の今後についてみんなと話し、お昼ごはんは、ひとひが前にいって気に入った焼き肉屋さん。ちょこちょこ頼んでちょうどよかった。この店は、お肉はもちろん、来てはるひとの声とか通行するひとの横顔とか、店の気配がとにかくよいのですね。ひとひが好きになったミノは、ここでは辛いタレにつけてあって、今日は残念ながら、ひとひのための食べものじゃあなかった。池袋経由で尾久に帰る。からん、鍵あいてまっせ。誰もいたはりませんで。そのうち義母かえってくる。プラレールつないでいると園子さん帰ってくる。いろいろあんねんて。田村家の今晩の食事は青椒肉絲らしいけど、僕は6時半にここを出て、7時前には根津のうどん割烹「慶」へ、FMサウンズの氏家さん。ラジオ番組出演の打ち合わせしながら、煮どうふ、へしこ、牡蠣の佃煮、たらこの天ぷら、クリームチーズなど食う。氏家さんの音楽体験おもしろかった。こういうのをそのまんま番組にしたらええのに。

2017年08月09日(水)

朝ごはん食べ、午前中は「日本からきました」と「源氏物語」の二本。途中、階下で園子さんとひとひの騒動の声きこえる。DVとその後の熱い抱擁による和解、のようなもんやったらしい。お昼に冷やソーメン食べ、ブロックを組み合わせてビー玉を無数に転がす台を作る遊びに興じたあと、ひとひとふたりKBSにいき、「ころがるいしのおと」収録。ひとひが出ると、ポータブルプレイヤー2台使っての、完全にひとひのDJ番組になってしまう。1週目、SAS「TSUNAMI」桑田佳祐「イヤン」シブがき隊「スシ食いねェ!」佐野元春「聖なる夜に口笛吹いて」×「スシ食いねェ!英語バージョン」最後はミリースモール「マイ・ボーイ・ロリポップ」。2週目は回転数をあげた「ライク・ア・ローリング・ストーン」につづけ、ひとひの「東京スペシャル」。「東京五輪音頭」「東京シャッフル」「東京ワッショイ」「続東京ワッショイ」。最後に3曲「ボディスペシャルⅡ」「ガンダーラ」「すべてのひとの心に花を」。すばらしい選曲でした。うちに帰って、お風呂の湯を入れだしたら、ひとひが素っ裸になって湯船へ。晩ごはんは、かますの開き、チンジャオロー豚、インゲンごま和え、つるむらさきとえのきの和え物。「ツチノコ」の番組みて就寝。

2017年08月08日(火)

大阪の家の前で材木さん運転のクルマに一家で乗せられ西田辺まで。おじいちゃんとおばあちゃんは新大阪から岡山、そして仁尾の田舎にいくのである。僕らは淀屋橋でおけいはん。最前列をめぐる、ひとひ対4年生ふたりのダッシュ争い。すばしっこさでは勝っていたが、厚かましさで負けた。でも、けいはんマニアふたりが道中くりひろげるクイズ合戦を真横できけたのは、僕もひとひも、うしろの園子さんもおもろかった。着いたら小雨。キラメキノトリで昼ごはん食べ、園子さんはパーマ屋さんへ。僕とひとひは宿題のあと虫取りへ。交差点の電柱や植木にセミがわじゃわじゃ。ひとひ初めてのセミはそんな、河原町丸太町の交差点にとまっていたセミ。御所にいったら、午後ということもあって、セミたちはみんな高い枝の上にのぼってしまっていて、僕たちの手にとどくのは抜け殻ばかり。そんなんいりま千円。つかまえた一匹をみせびらかしに、パーマ屋さんへ。そのあとHi-fiカフェにいき、ひとひ、人生初のクリームソーダ、しかも独り占め。幸福という字にはアイスクリームが浮かんでいるのね、ウフ。僕はレモングラスビール、こっちもうまかったっす。園子さんチラと顔を覗かせ、そしてそのあとでファーマーズ。僕とひとひは先に帰り、F1のハンガリーGP、そしてWRCのフィンランドラリー。トヨタすごい。ラッピすごい。ラトバラおしかった。晩ごはんは、ぐじの一夜干し、じゃがいもの甘煮、かしわとちくわときゅうりの和え物、モロヘイヤおしたし、刺身こんにゃく。食後ラリーのつづきと晩柑。ひとひと園子さんが物干し台にあがってから、自転車で夜の小波。昼も夜もあんまかわらんね。汗くさいのは夜のほうやね。

2017年08月07日(月)

台風前の朝、おもろい大阪のおっちゃんタクシーで住之江公園。ニュートラムで貿易センター前。「大恐竜展」にやってきた。台風の午前中だけあって、めっちゃすいてますな。これだけいっぱいの実物大の恐竜、全身骨格が、スペースたっぷりとって展示されてあるのはさすがに壮観。トリケラトプス、ティラノサウルスなどの超メジャーな人気者だけでなく、ほ乳類や、竜盤類恐竜の大腿骨など、しぶい展示もちゃんとしてあって。動く巨大恐竜たちも目がぱっちりしててかわいらしかった。恐竜時代はなんやかんやで2億年つづいた。人間はまだ200分の1もないもんね。展示みおわったあとの、恐竜カート、恐竜スライダーもおもろかった。カートは、同世代の男の子たちのなかで、ひとひの運転技術がピカイチなことがあらためてわかった。コーナーの入り口、出口でぐんぐん抜いていく。しかも、ラインをアウトからイン、インからアウトとクロスさせ、スピードも緩急をつけて、ここでぶち抜くのがいちばんキモチイイ、というポイントでずばっとぶち抜く。カートとか、ほんま、乗ってみたらどうなんや。お昼はじみーなお魚居酒屋で定食。住之江のトイザらスでアンキロサウルス買うてもらう。うちに帰ってだいたいテレビ(だいたい台風速報)。天才バカボンをみられたのは、ひとひ的にはうれしかった。晩ごはんは、おじいちゃん手製のお好み焼き。いつもながらひどくおいしい。野菜のぶつ切り加減、豚肉をあらかじめ焼いておくなどの下ごしらえが独特。それがスタンダードな味につながっている。「やさしくやいてたしなあ」というと、ひとひが「おとーさん、それいうたら、いま、おじいちゃん、こんなふうにいうんちゃうか、て、おもってん。『アア、ソウカア』」。鳥図鑑から、僕たちが鳥の名をあげたら、鳥の形態模写をするゲーム。だんだんと妙な芸をみにつけていく6歳児。

2017年08月06日(日)

炎暑の夏日。9時半におけいはん特急で北浜、堺筋線で日本橋。文楽劇場で「夏休み親子文楽」。パンフレットに「おはなしの力」というエッセイを寄稿しております。小河原さん、いつもありがとうございます。大阪のおじいちゃんは客席にいて真っ白い頭でよく目立っている。1部は「金太郎の大ぐも退治」、2部は「赤い陣羽織」。金太郎は文字通りそういう話。陣羽織は、え、これをなんでわざわざ、こどもむきのプログラムに? と立ち止まってしまう、ちょっとエロい話。大ぐも、かっこよかった。陣羽織に出てくる馬「孫太郎」最高。ひとひも動物にひっぱられて楽しく見られた。なんばウォークのたこ焼き「会津屋」でちょこちょこつまみ、あべの近鉄の地下でワインやコロッケ。ちんちん電車で大阪の実家へ。お風呂にはいり、晩ごはんは、しゃぶしゃぶ、焼き茄子、ひじき、コロッケなど。録画した笑点をみてひとひは就寝。9時からげそ天をつまみに焼酎をやる父子。途中から園子さんもカルチューで参戦。大阪のおばあちゃんはハーパーのオンザロックを3杯。

2017年08月05日(土)

熱帯雨林の朝。納豆たまごごはん食べ、ひとひは宿題、僕は小波運動センターで汗ながす。帰ってきたころようやく宿題がはじまったそうです。ピアノの練習とかしてた、とのこと。お昼過ぎまで宿題。パンケーキを食べ、世界遺産のペーパークラフト。ツタンカーメンの黄金のマスクと、東寺の五重塔を作りました。園子さんを。世界遺産一周ツアーに招待した。絵日記は、8月2日の「ゾウにのった」こと。夕方お風呂にはいり、僕だけおおきに屋さんへいってきまーす。坂越さん、もっちゃん、すずさんに、ヤモリのキーホルダーをオミヤゲに渡した。おつくり、ケジャン、鳥レバー天などなど。よう食べよう飲んだ。おやすみなさーい。

2017年08月04日(金)

結局、合計20分くらい寝た。関空には8時着、大阪時間では9時着。10時20分発のリムジンバスで京都へ。バスのなかでひとひ寝るかと思ったらずっと起きている。家についたのは11時半。あぢーい。こっちのほうがバリみたい。お昼は和食! しかも、近所! ということで、おさかなのおいしい「おおきなかぶ」へ。ひとひとぼくはお刺身、園子さんはトンカツ定食を食べました。お昼、けいさんカード、ヤマハのおさらいをしてから、千本二条の撤去自転車置き場に、ひとひのBMXを引きとりにいく。駐輪場に留めてたのに、しかも、こどもの自転車なのに、チェーンをむりくりブチ切って撤去する、というひどさにはいろいろいうことあるが、この置き場で働いてはるひとらにはいうことじゃない。粛々と手続きし、ひきとって、市役所前の駐輪場までタクシーでもっていって駐輪。ゼスト御池におりていったら、コープやべじべじさんがブースを出してお祭。坂井ゆうくん、おかあさんもいてた。ヨーヨー釣りなどし、4時半から5時まで、ヤマハの個人レッスン。5時から6時までまたゼスト御池でサイエンス迷路などし、6時からグループレッスン。僕はいったん家に自転車をとりに戻り、7時にひとひと帰ってくる。シャワー、焼肉、モロヘイヤ。日本の8月のほうがよほど熱帯雨林の夜だわ。

2017年08月03日(木)

バリ最終日。涼しい雨があがったあと、プールで潜水、潜水、潜水。そのうちひとひ、ブルブルふるえだし。部屋にもどってオフロスキー風のお風呂でアシカみたいにあったまる。12時にチェックアウト。でもコマネカホテルはたいへんやさしく、出発の夜8時頃まで荷物を預かってくれるし、その上、シャワーも使わせてくれる。午前中、歩いて行ける名所「モンキーフォレスト」。ものすごくバリエーションの豊かな観光客がただ一種のサルの群れをみにやってくる。まあ、ここを目当てにバリにくるひとはそうは多くないだろうけれど、いちおう、サルはバリでは大事な生きものに数えられておるのです。ヒンドゥーとか、ラーマーヤナのこともあるし。はじめは盛りあがっていたひとひだが、よわっちいものを見抜く目をもった若ザルに頭にかみつかれてからはテンション無限下。はやくこの地を離れたくてしかたなくなる。とはいえここで1時間半もよう時間もったわ。通りをそぞろ歩き、ご近所さん、友人へのオミヤゲさがす。ひとひはどうしても動物ものが気になってしかたがない。そうして、古い布の袋のなかにぱんぱんに砂を詰めたヤモリくんを、自分用のオミヤゲに購入。名前はちょこちょこくんだそうです。園子さんは腰をいたわりながらそっとそっと歩く。僕もオミヤゲ選びというのは昔から苦手でしょうがない。アンティークの布を再利用してカバンや服や人形を作ってる店があって、ここや、とおもった。園子さんもここはよい、とおもってくれたようだった。ひとひはいわずもがな。アンティークの布製の、ちっちゃいやもり、ゾウ、などなどをいっぱい買いました。園子さんは自分のオミヤゲ用にヒトデみたいにあっちゃこっちゃ尖ってるバッグを買った。早めの晩ごはんは、ゆうべに引き続いてワヤンカフェ。僕は羊のステーキ、ひとひはペンネ、園子さんはインドネシア料理いろいろセット。コマネカでシャワー、着替えて外に。ドライバーのベニーさんと交渉し、王立劇場の舞踊の途中まで、外で待っててもらうことに。で、この舞踊、ガムランが、いまも耳のなかにえんえん響きつづけている(いまは翌日の夜、京都のお座敷です)。この時間があるかないかで、バリ滞在の印象はまったく変わっていたとおもう。音楽は、深いところまで軽々と手をのばしてきて、ふっ、とやさしくくすぐる。その途端、覚えているなんて思いもよらなかった様々な記憶の草がつぎつぎと伸びてくる。夢とはいえない、うつつともいえない。なんだろう。あ、だから、それがバリなのか、ベニーさん運転のタクシーで空港。チェックインが10時20分、いろんな売店に立ち寄ったりしているうち、11時をすぎている。ロビーで網にひっっかかった魚みたいに待つ。12時40分になっておおぜいが席についても、たったひとりが乗りこむまでドアをあけて待っているガルーダ。離陸だガルーダ。ひとひはすぐ横になるガルーダ。僕は大阪関空までの7時間、ひたすら、シート上のどこかの「すきま」を探すのについやしました。最後は1時間ばかし寝た。

2017年08月02日(水)

ズー、ズー、ズズーズズー、バリ、ズー。朝ごはん食べ、雑煮のりにいく。ちゃう、ゾウに、乗りにいく。ホテルの前の歩道で、声をかけた運転手さん、ベニーさん。タクシーを飛ばして10時過ぎには動物園入り口へ。ゾウライディングは、ホテルのフロントのフェイビーさんには「高いし、もったいないよ!」といわれたけど、せっかくズーきてんから、ま、乗ってみましょか。サファリバスみたいなんで、建設中の別エリアへ。そしてゾウのエレナちゃん。ひょっとしたらご高齢のエレナさまか? さっきまでジャンジャカ降っていた雨が、僕らが乗りこむやピタッとやんだ。園子さんとひとひと僕を背中に乗せ、象使いのおにいさんは頭に乗せて、エレナ様は、アスファルト、泥道、坂道、そしてプールのなか。ゾウって、すっごく高みで安定している。足の裏で首の裏さわるだけでゲフフとくすぐったがって笑う。いっぱい餌あげていると、知った顔みたいなひとが・・・ワヤンさんだ! 別の日本人母娘をガイドしてここまでやってきた。あとで園子さんいわく、ワヤンさんがいたから、雨が急にやんだんじゃないか。僕もそうおもう。ワヤンさん、ちょっとだけ神様はいってる。ほかに、センザンコウ、ビントロング、オランウータンの長老。同じテントのなかでワオキツネザルや野鳥といっしょに過ごせるアトラクションも。やはりここバリズーでも同じく、外国の動物はなんか、元気なのだった。お昼ごはんでは、血まみれのポテト事件があった。ひとひの口のなかが真っ赤になっているから、「ぴっぴ、ポテトにケチャップかけてる?」「んー?」「あ、かけてないか。あ、そうか。えーっと、じゃあな、ちょっと、お水のんでみ。それで、ぶくぶくぶく、ごっくん」(ひとひ、ぶくぶくぶく、して、出すの?、という仕草」「(歯ぁ出されたらこまるし!)いやいやいや、気ぃつけてな、ぶくぶくぶく、ごっくん、て。で、見せてみ(・・・うわあ)」「どうしたん?」「いや、なんでもないよ、ぴっぴ、そこ、いたくないんかな」「なんか、いたいん」「あ、いたいの。(え、なんか、ぐらぐら動いてるやん)ぴっぴ、あのな、ぴっぴのまえば、ひょっとして、ぬけてへんかな。ぬけて、ひっかかってるだけちゃうかな。な。ちょっと、さわってみ」「え(指でちょっとさわる、と)あ・・・ぬけた」 こうしてひとひ、祈念すべき最初の乳歯は、ここバリのバリズーの食堂で抜けました! おめれとー! 食後も、まだ見てへんところを探してうろつく。いやはや、ベニーさんおまたせしまいました! 帰り、ひとひは辛抱たまらずグースラ昼寝。今朝は5時過ぎに起きたからねー。ものすごい渋滞の末、3時過ぎにホテルに着いても寝続け、結局2時間半ほどの昼寝になった(僕も2時間となりで寝)。5時半に起き、お風呂、着替え。そしてラララ商店街。ご近所のみなさまへオミヤゲをかい、ぞろぞろ歩いていき。やはり昨夜につづいて、フェイビーさんお薦めのお店、ワヤンカフェ、にはいる。やきそば、サテ、チャプチャイの定番に加え、マグロのステーキを注文した。ここバリ沖はマグロの漁場として有名。そのもくろみどおり、相当おいしくグリルされたマグロでした。世紀の競走、カブトムシ対シンボリルドルフ! 結果、よゆうで、馬カッタ!

2017年08月01日(火)

源氏物語できたので送る。今日は曇りで、しかし夜と朝のあいまは、園子さん、ひとひとも垣間見せることができた。7時10分ロビーに集合し出発。ガイドの聡明なワヤンさん。運転手の長髪さん。ふたりとも日本語チョーたんのう。ひとひはひたすらバードパーク行きを楽しみにしている。まずは市場。ごったがえす果物。積み上がった衣服。泥水の魚。壁には血しぶき。きょとん顔の、自由な犬たち。からだに入れるもの、からだを包むものを大量に扱うこの市場は、わざと、循環していない。停まっている、囲われている、と感じた。からだをつなげたときはじめて市場の循環はおこる。明日はここで「お金のお祭」がおこなわれるそうな。十日えびすみたいなもんか。朝ごはんは自然派のぱさぱさなものを、口にいれるかどうか迷った末口にいれ、口を動かしながらちょっと後悔する、そんなようなナチュラルカフェだった。店員さんがみなかわいらしく、純真にキューちゃんを抱っこしていた。さーて、バードパークへ、と盛りあがっていたひとひは、ワヤンさんが予定変更を告げるや、しゅわっと水かけられてしぼんだ。まずは聖なる水の寺、そのあと昼ごはん、午後からバードパーク、という予定。そのほうが動きにムダがない。ひとひ車中でふて寝。到着した聖なる寺。沐浴するひとびと。頭に三回、口に三回。太陽の水、月の水、星の水。うごめくわき水。ここで神様が沐浴する。さらに、目にみえないものが沐浴する水場。しつらえが、直島銭湯のサダ子そのまんま。大竹さんに送ってあげないと。お祈りにはまた例のお供え物が大活躍。きのう作っておいてよかった。お供えものの意味を知ってるのと知ってないのでウブドゥの風景がまったくちがってみえる。お昼ごはんは棚田。ひとひは念願のまるまる一個の椰子の実ジュース。ひとひのジュース史上クライマックス。最初は天国の顔。しばらくそれがつづくも、じょじょにゆっくりと人間の顔に。「もうちょっと、ひやしといてもらっても、よかったのにな」。でもごはんどれもおいしかった。つづいて念願のバードパーク! すばらしい! いきなりコンゴウインコが目の前の枝に。キバタンが勝手に肩にのる。クジャクが闊歩し、すぐそばの池にはペリカンが泳いでくる。夢のよう。朝と夜の汀。鳥はちょうどそんな存在。地と空のあわい。動物と神の、聖と俗、生と死のあいだ。こないだ鳥葬をみたのはそんな辻占か。バードショーでみたコンゴウインコの飛翔。空を駆け巡るこの鳥をみたことはなかった。こんな風に空を切っていくのか。力強く飛ぶことのできる鳥は幸せそのものだ。動物園の鳥たちをいつくしんであげよう。ひとひ、すべての行程の最後に売店へ。サンショクキムネオオハシを一羽、連れて帰ることになりました。お寺のお祭を覗き(早すぎてまだ盛りあがっていなかった。でも聖なる空気はじゅうぶん吸いこんだ。お供え物の煙も)、急に降ってきた雨のなかほしのやへ戻る。ひとひまた寝る。ワヤンさんも、みんな、さよなら! ありがとう! テレマカシー! クルマにのってウブドゥ市街。ホテルの名は「コマネカ・ラササヤン」。モンキー・フォレストの近く。親切なおねえさんの名は「フェイビーさん」。お薦めのレストラン、スリー・モンキーズでピザ、ポテト、サテ。ちょうどよし。サテ、明日は動物園だ! プールだ!