2016年5月

2017.06.19 update
2017年05月29日(月)

スゴイ夜やった。ニュルブルクリンク24時間のうち、23時間30分からはじまったものすごいドラマ。モナコGPの、ライコネンのふてくされた顔。そして、そうして、佐藤琢磨! インディ500優勝! 信じられない、と本人がいっていた以上に、モータースポーツファンのおっちゃんらは信じられへん。インディで、日本人! 大喝采を浴びている姿は、じつはこのレースはすべて琢磨が勝つようにしくまれとったんやないか、て思わせる。それくらい自然体。風が運んでくれた勝利。くわしくは、オートスポーツの来週号のコラムに書きました。呆然と源氏物語。小波スポーツクラブ。3時過ぎにひとひがまっ赤な顔をして帰ってくる。今日の動物はタスマニアデビル、ミケリス、フクロモグラ、だそうです。宿題やってから、ふたりで、録画しておいたインディ500見る。アロンゾのリタイア、ひとひ「かなしー」。しかしラストに待っていたのは、世界の大レースで日本人がはじめて優勝する姿だった! て、俺もそんなん見るんはじめてやないか! ふたりで抱き合いおどりまわる。琢磨、ありがとう! 晩ごはん、ひとひと園子さんはいさきと納豆ごはん。僕はおおきに屋で、あまから手帳の地宗さんと打ち合わせしながら、アテな感じを中心に。最後に粕汁のむ。大吟醸。

2017年05月28日(日)

すごい日。ニュルブルクリンク24時間、モナコGP、インディ500が同時開催。しかもひとひはビーバー隊で甲賀忍者村。いってみたらほんまに「村」だった。忍者アスレティックがめちゃめちゃ充実している。到着するまで、ほたるちゃんのおかあさん運転の車内で、ジュリアンさんとえんえんフランス・ベルギー・日本の文化のちがいの話をしていた。フランスの銀行で、順番待ちに飽きすぎてしまったひとが、整理券を、待ってるほかのひとに「ハイ、よかったら、使って」っていうて手渡す、ちゅうのんはおもろいなとおもった。忍者村、さまざまなアスレティックに子らは挑戦。ひとひは「みずぐも」を除いて全部できた。ビビリは父親ゆずり。おべんとうたべてアスレティックつづき。ビーバー隊には、中川隊長の人柄もあって、ひとひ、参加することになりました。つづけられるまでつづけよう。マリア幼稚園で3時半に解散。ジュリアン親子とうちに戻り、カルピスで乾杯。今後ともよろしくおねがいいたします。ふたりを見送り、お風呂、笑点、ちびまる子ちゃん。晩ごはんは、ブリ照り、長芋千切り、きんぴら、カブの葉のきんぴら、などなど。ダーウィンが来た、はイワドリなるたいそううつくしい鳥。鳥になっても飛ばれヘンかもしらへんな、俺。8時過ぎ、ひとひと園子さん就寝。サーテ、モータースポーツの夜、はじまるよー!

2017年05月27日(土)

朝からめだかたち合流。金魚用に買った水槽に、新旧二世帯のめだかたち都合6尾を放流。みんなそろって新しい環境なので、けっこう仲良くやっている。ひとひ大注目。そしてポンプ遊び。お昼は京大熊野寮の「熊野祭」にいき、たこ焼き、ケバブ、ラーメンなどつまみ喰い。輪投げにもぐら叩き(もぐらは京大生)と、ひとひはいろいろ堪能した。寮の裏手のBMXコースで、ひとひと同年配かそれ以下のこどもたちがぴゅんぴゅんBMXまわしていたのがうらやましそうだった。午後から、園子さん台所、僕とひとひとで御所。野球、サイクリング、森の図書館でどうぶつ、きょうりゅう、宇宙旅行の本。國田屋さんでビールのみ、うちに帰ってピカイア、お風呂。晩ごはんはハタハタ塩焼き、きんぴら、ほうれんそう。ニュルブルクリンクのWTCCレース8時半まで見て、今日はひとひと僕とでオヤスミ。園子さんのいる階下から松本人志の声がひびいてくる。

2017年05月26日(金)

とてもよい晴れ。ひとひ元気に小学校。僕は2階で進々堂原稿。自転車で北白川のバプテスト病院まで一気にダッシュ。丸太町橋の小波重いものセンターまで駆けおり、走り、持ち上げ、からだ使う。ブションでごはん食べ、100000tに寄ってチラシの話。来週の水曜がたのしみナリ。うちに帰ると園子さんが寝ころんでいる。そして「がっこー、いってくるわ」といって自転車で走っていく。園子さんはPTA仕事が大忙しだ。そのうちひとひたちと園子さんの自転車がいっしょに帰ってくる。ヤマハの練習、いろいろ本を読み、ひとひと園子さんはヤマハへ。僕はワコールの講座第4回。テーマは「エロス」。ジョルジュ・バタイユ「眼球譚」輪読してから、ルノワール監督『ピクニック」読む。「生きていること」をしみじみ味わう。シルヴィアも、ジョルジュも、僕たち私たちも。おわってから坂越さんと近所のすばらしい飲み屋へ。キムチおみやげにもらう。小鮎の天ぷらすさまじくおいしかった。坂越さんは大阪に帰る若者たちの自動車に乗せてもらうことに。

2017年05月25日(木)

午前中小雨、ひとひは初めて体育館で体育だったらしい。内容はボールあそび。僕は午前中、進々堂のおはなし。そしてKBSで「ころがるいしのおと」。ビクター洋楽愛好家協会。お昼ごはんはアースキッチンのお弁当。ひとひ今日は給食たべてすぐ帰ってくる。ほんひろで借りてきたアポロ11号の本をみせてくれる。宿題、明日の用意すませ、京都バスで京都駅。園子さんとひとひ、パスポート申請の予定が、ひとひの本人確認書類を、園子さんがなーんももってきてなくって今日は無理。ヨドバシカメラにいってあたらしい空気りんご買う。晩ごはんは、川端丸太町のクウカイで、お刺身(たこ、いか、あじ、たい、まぐろ)、かさごの唐揚げ、じゃこチャーハン、和えもの、ふきみそなど。お風呂にはいってすぐにオヤスミ。モナコGPのフリー走行愉しき哉。

2017年05月24日(水)

薄曇りのなか金太郎のぼりたたむ。ひとひ元気に小学校。僕は2階で「日本からきました」は「お月さん」の回。原山眼科で遠近両用コンタクトレンズを試してみる。科学ってすごぴデスネ。ビーフシチューとパンでお昼ごはん。ひとひ3時過ぎに帰宅、同級生たちずらりと玄関に。宿題とピアノ、恐竜クイズでもう夕方。晩ごはんは、やきそば、ししゃも、冷や奴。ぽつぽつ雨ふりだす。「うちゅうクイズ」しながらオヤスミ。明日はKBSとパスポートだ。

2017年05月23日(火)

朝おき、とてもよい天気。ひとひ小学校へ。僕は源氏、園子さんPTA。お昼に小波重いものセンター。のど乾く晴れにシャンパンええじゃないか。午後3時に小学校へお迎えに。ぼくじつはがっこーの男の子から人気あんねん。うん、ぼく。スイミングは進級テストやねん。あ、あ、あー・・・。も一回、9級やってみよか。うちに帰ってお風呂。ビーフシチューをめぐる心理的かけひき。食べたらええやん、うまいやん! ほんまや。なー! 沈黙のまま2階でオヤスミ。 

2017年05月22日(月)

朝おき、ひとひの小学校いき見送る。きょうは「みせがたり」書き、小波重いもんセンター。えらいのどかわく晴れ。そうですねえ、まあまあちゃいますか、て、その感想やなくて、乾燥のほう。ひとひ帰ってきてヤマハレッスン。借りてきた本よんで、お風呂。早めの晩ごはん。ねーおとーさん、ナポリタンてどこでできたの。ジャポーン! 京都シネマに、山内さんの映画みにいく。濃密なしめった闇。そこでくりひろげられる金魚鉢ドラマ。音がすこぶるよかった。夜に見て正解の映画できた。寺町のカウンターで、チーズとワイン。帰ってラリー。フレディ・マーキュリー。

2017年05月21日(日)

朝からレゴあそび。椅子や積み木で、部屋じゅうに広がる大きな「さいひょうせん むさし」つくる。ピアノやってから、おうどんの昼ごはん。こどもみらいかんへ絵本返しに行き、動物ものの本を借りてくる。帰り、下御霊さんの御神輿にでくわす。わいわいわい、お祭やん! 下御霊さんのお祭なのに、雨ふってへん! スマートボールビンゴで拳銃。めだかつり、これでさらに4匹、うちにやってくる。にぎやかになる。生ビールのんで、うちに戻って湯浅さん待ち。6時過ぎて、七福屋。酢豚、やきめし、八宝菜、春巻き。園子さん、ひとひが寝付いてから、僕だけ自転車でアバンギルド。5月21日はEP4の日。ライブ後、ひさしぶりに鈴木創士さんと話せた。湯浅さん、加地くん、ますみちゃんと。写真展「ママン」の話に感激。小説書かせていただきます。寝しなの湯浅さんと、スペインの穴蔵でワイン。

2017年05月20日(土)

朝ごはん終わってすぐ、せっせとヤマハの練習。よっぽど昨日のヤマハが気に入った模様。のんびりお昼。土曜日にヤマハとか決まってることがないと、時間がほんまに、反物みたいにゆるり、ゆるり。2時過ぎ、園子さん、師匠の山内健司さんが舞台挨拶をする京都シネマへ。僕とひとひはレコードえらび、もっていくものえらび。3時半にお迎えが来て、コロちゃん兄ちゃん、ステップワゴンにはいり、そのまますすーっと錦林車庫前のライブハウス「外」へ。巻き貝みたいな空間。音の場としては理想的。そしてひとひはここで、空間現代のこーたおにいさんから、うまれてはじめてミキサーの手ほどきをうけ、夢中になる。シー・エミリー・プレイ×マイ・ボーイ・ロリポップ、とか。湯浅さん合流。樋口さんも。おにぎり屋さんの青おに。そして、アナログばか一代、いや、三代。やりたいやりたい、ミックスしたい。そして8時頃からスタートしたひとひの「外」ミックスすごすぎ。ひとひにとってミックスとは、5:5とか、7:3とか、4:6なんかでなく、常に、10:10なのだった。

燃ゆる大空×スシ食いねえ
スーダラ節×五匹の仔豚とチャールストン
スーダラ節×ギミー・サム・ラヴィン
銀河鉄道999×ギミー・サム・ラヴィン
ハイサイおじさん×ワイルドで行こう
ハイサイおじさん×さらばシベリア鉄道
さらばシベリア鉄道×恋のぼんちシート
悲しき60才×ドゥ・ゾワゾー
トレイン・トレイン×シー・エミリー・プレイ
リンダ・リンダ×YMCA

終わったら気をつけで寝るのよしんしゃい! コロちゃん兄ちゃん、プラターズ、ジョアン・ジルベルト、エルヴィスにリトル・リチャード。最後はブラインド・レモン・ジェファーソン。ありがとうございました! 帰って歯みがき、ふとんで着替え、かまぼことちくわとじゃこ天の本。気がついたらスー、スー、といっしょに。園子さんも無事かえってきてはる。

2017年05月19日(金)

僕のほうがふとんのなかでオハヨー。ひとひ、ひさしぶりにれーすいまさつで元気な声をわけてくれる。宇宙全体がまっさおなレンズにはさまったみたいな透明な晴れ。まさしく遠足日和。いってきまーす、とひとひは元気にでかけ、僕と園子さんは家でインフルエンザ闘争。園子さんはおもに台所で、僕はふとんと机で。思いたって、野本さんに連絡をとってみると、奇跡的に11時半からあいている、とのこと。五月晴れの陽ざしを浴びながらフラフラ自転車で出町柳。野本さんの指に背中から下半身をあずける。発散しきれていない熱が背中から腰にたまっているかも、とのこと。早めの治療も考えもの。野本さんの仕事場はすっかり空気がととのって、いてるだけできもちが清浄になる、そんな雰囲気がある。1時間半後、僕もかたちをととのえられて、なんとか外へ。柳月堂でねぎやきパン。うちに帰ってチョイ昼寝。Tシャツ姿でOKになる。チョーシのりすぎ。ひとひ帰ってきて、ほんのちょっとヤマハのピアノレッスン。その30分後にはヤマハの5階で、うまれてはじめての個人レッスン。ひとひ、一目で先生を信頼する。そんなような感じを、たしかに、さちこ先生はもっていらっしゃる。ピアノ奏法のメカニックを授かりながら、たいへん楽しそうに指導をうけている(ドアの窓は、顔がポスターで隠され、ピアノの指だけは外からもよくみえるようになっている!)。30分後、たのしかったー、でも、きんちょーしたー、みたいな顔で、ひとひ出てくる。先生ありがとうございます! ツバクロで1時間のうち、だしまき、鴨ロース、牛しゃぶ、ゴマ豆腐、すっぽんラーメン。6時から7時まではグループレッスン。きのう今日だけで、よくもまあ、なんとかでも間に合ったもんだ。ひとひ、楽しさいっぱいに弾き、笑い、手をあげる。もともといたはる子らが「なんやこいつ」と目をむけるくらい。この時間がしんどかったら、と心配して、きのう今日と予習にはげんどいてよかった! すべての課題曲を終了! ひとひ、自転車でさっさとうちに帰り、おしっこしたあと、最初に手にしたのはミニカーでも図鑑でもなくピアノでした。「あ、そうや」とテキストをひらき、「かきこみ、しとかなな」と、フラットやピアノ、アンダンテなどの記号を、いそいそとマルでかこむ。今日やった曲をひととおり弾いてから、お風呂、そして安眠。

2017年05月18日(木)

園子さんまだ起きられず。チーズパン作り、ひとひを送りだし、あずみ医院にいってみてもらったら、ジャジャーン! インフルエンザB型陽性判定! ということは、ひとひも園子さんもそうやったんやん。まだ熱があがる前にタミフル。そして横に。ずーっと。3時過ぎ、戻ってきたひとひ、倒れた僕をみてぎょうてん。あんまり伏せったことないからな。階下で園子さんとひとひ、ピアノレッスン。でも、いきなりひとひの泣き声がきこえてくる。あとできいたら「たいへんで、こわくなったん」とのこと。園子さんあがってきて、僕とタッチ交代。さいごまで弾かんでもええねん、最初だけ、一回ずつひいてみよ、といってともに弾く。まあ、なんとか。明日ひとひは遠足。その用意をする、といいながら部屋じゅうとっちらかしている。晩ごはんは、土鍋で肉うどん。さいわい、おなかは減っている。なんぼでも食べられる。けれども禁酒。早めにふとんにはいるも、ぜんぜん目が重くならない。腰いたい。ゆうべから昼間、寝過ぎたかもしれない。インフルエンザより、寝られないのがよりしんどい。腰いたくて。(金曜の朝書いてます)

2017年05月17日(水)

園子さんあいかわらず。麦茶と果物ゼリーだけが栄養分。今朝も学校までひとひを送り、帰ってきてからオートスポーツ「ピットイン」のために、ちょっとDVDを見返し、そしてランチアデルタS4のことを書きました。86年のトイヴォネン。ひとひはただひとこと、「かなしい」と。なんだか背中が痛い。ヤマハへいってひとひのテキスト受け取り、ゼストのミスターミニットでスニーカー受け取り、ブションでランチ食べ、うちに帰ってくる。3時前、ひとひ迎えに学校へ。ひとひと仲良しのほたるちゃんこけて膝に怪我。しかしひとひなんかよりよっぽど雄々しく「ちっ、血、でてもうた。くっそ~」と、ジーンズめくって歩きだす。ひとひは久々の大仕事、デルタS4のイラスト。ものすごく真剣に、ていねいに仕上げる。トイヴォネンもきっと喜んでいるだろう。ヤマハの練習はCDきくのみ。ま、しょうがない。晩ごはんはピニョ食堂でお肉ごはん、僕は汁ものだけ。夜、横になると、背中がすごい、ひりひりとイタイ。これは、ひょっとして。(金曜の朝書いてます)

2017年05月16日(火)

ひとひ、フラフラな感じ。ふたりでパンを食べ、いっしょに小学校まで送っていく。園子さんは海底に沈んだ古代のなにかみたいにふとんと同化している。「帚木」完成。小波にいったらちょっと足がふらつく。この時点で、足が疲れてるんやなあ、としか思っていなかった。うちに戻って町田康「ホサナ」バウンドプルーフ。3時に小学校へ迎えに。さっさと帰って宿題し、自転車で、出町柳のヘミング。ひとひは水のなかにいるほうがイキイキしてみえる。うちに帰るとだらーん、と僕の膝枕で。6時過ぎに近所のステキ居酒屋クウカイへ。消化によさそうなものメイン。ひとひ、じゃこお漬け物チャーハンのたくあんに文句が。そして席で寝てしまう。よっぽど疲弊してるんだろう。ひさしぶりにうちまで抱っこ。あ、このタイミングで腰痛めてたんかも!(金曜の朝書いてます)

2017年05月15日(月)

ひとひ、オカユたべていざ登校! ランドセルは、おつきのひととして、僕が肩にぶらさけている。いろんなひとに「いや、ひとひ、やみあがりで、フラフラで、そんでぼくがランドセルを」なんていいわけをしてまわる。途中でたまたま校長先生と合流。女の子も、男の子も。いやはや、たのしい登校風景やった。どっかの時代の住吉小とおおちがい。うちに帰って源氏物語「帚木」第2話。なよなよしているうち、園子さんがイッチキマース、と友の会へ。僕も10時半スタートで、月餅屋さんに寄り、おけいはん、大阪地下鉄と乗り継ぎ、九条駅。エキサイカイ病院はそんなエキサイトする病院でなくおちついたたたずまいでおま。大阪の父はひまをもてあまして目でピーナツをかむ練習にいそしんでいた。鼻先に図鑑をたててくるくるまわすとか。やっぱ周作にかぎるわ、というその周作は、いうまでもなく遠藤周作。塾の小説と甘いもんをおみやげに渡し、いかにひまであるか、ひまをつぶすのはなにがよいか、みたいな話をえんえんと。どんな内容の話でもきかせてしまうのはさすが60年間、最前線で教師をやってきた85歳だ。2時に辞去し、逆回転ルートでうちへ戻る。ひとひがひつじのショーンを見てげひげひ笑いながらスイカを食べている。黒人の男の子みたいやな。園子さんはすれちがいざま「今度はわたしがダメ。もう、やすませてもらいます。ばんごはん、ほにゃらかこにゃら」といって2階のふとんへ。どーして僕のまわりで病だれのひとが多いのか。わしばっかり阿呆みたいやないか! 「からすのパンやさん」「からすのてんぷらやさん」よんで「おさるの情事」え! 「おさるのジョージ」のテレビ。ようできたあるおさるアニメ。積み木とテーブル類で「せんかん・むさし」をつくり、ほんのちょっぴり遊ぶ。やみあがりのひとひは普段にまして集中力がない。テレビみてるあいだに、アースキッチンで買うてきたお総菜をお皿や小鉢に移してあっというまの晩ごはん。鯖の照り焼きと野沢菜が好きやったけれど、今夜はひとひがはじめてメンチカツをおいしく食べた日いとして記録されるだろう。食べて、ディスカバリーチャンネル。おとなの模型趣味。歯みがいているあいだはグダグダ。寝かしつけてから、園子さんのため、外に麦茶を買いにいく。

2017年05月14日(日)

とおもったら、ひとひ微熱つづき。朝のごはんはわりにちゃんと食べるけど、昼からはしんどくってダラダラ。眠たくもないし、外へいくわけにもいかへんし、結局テレビになってしまう。おさるのジョージ、ちょっと休憩し、ひつじのショーン。園子さんが買い物に出て、そのあいだ、うちに届いたばかりのプリンターで、センザンコウやマクラーレン・ホンダの写真、自分の描いたレッドブルF1のイラストなどプリントアウト。「かとじゅんちゃんの、おつけもん、たべたい」とのことで、自転車を飛ばし、しば漬け、菜の花、タケノコのお漬け物。うちに帰って、ふたりでWRCのグループB、1985年から86年シーズン。ランチア・デルタS4の絵を描きたいから。トイヴォネンの事故で目がしょぼしょぼ。笑点、ちびまる子ちゃん、サザエさん。三色納豆、釜揚げしらす、ツバクロのすっぽん鍋、加藤順のお漬け物二種。ひとひ、気分があがったりさがったり、最後は眠気でフーラフラ。2階が寝静まってから、F1のスペインGP。ハミルトンが生成堂々のうっちゃりで勝利。フォース・インディアの2台はいつポディウムにあがるだろうか。

2017年05月13日(土)

「ぴっぴのなかのちっちゃいぴっぴ」はやはり、チョー優秀だった。大きなぴっぴももちろん。朝の熱は7度7分。お昼は7度ちょうど。朝からゼリー、すりおろしリンゴ、鶏肉ソーセージ。食後「おも鉄」を僕とともに熟読し、それから小学館の図鑑の付属DVDをみる。僕は一瞬、小波重いものセンター。お昼ごはんはマカロニスープ。なんやかんやと休みつつ、本棚の整理、絵本よみ、ピアノ弾いて、「ピカイア」や「スポンジ・ボブ」見て、晩ごはんは、高知の松林さんより届いた「釜揚げしらす」「じゃこ」「トマト」に、ひとひと園子さんが作ったキャベツカレー風味炒め、三食納豆などなど、居酒屋メニュー。うちは結構いつでも居酒屋メニューですけれど。8時過ぎにひとひと僕とがふとん。

2017年05月12日(金)

朝ひとひ高熱。39度。「下いきたい」とのことで、座布団で急場のクッション。8時半より、金閣寺そばの坂田小児科。個室で少し眠ったあとの診断では、「腸炎かもしれない」とのこと。抗生物質、ビオフェルミンと頓服。途中コープに寄って、ジュース、スポーツドリンク、ゼリーなど。うちで講談社図鑑MOVE「動物」のDVD。見終わったころウトウトと眠りはじめ、僕はその間にKBSで「ころがるいし」収録。りんごの唄や、波止場だよおとっつぁんや。帰ったら起きてテレビみている。体温は、40,2度。飲み物は問題なく飲める。ゆうべから吐いていない。もしかすると胃腸ではなく循環器系の内臓かも。ということで、5時オープンのバプテスト病院、緊急外来。「おとーさん、バプテストて、どういうこと」「キリストさんの、せんせいたちの、グループ。いっぱい、びょうき、なおさはってん。だから、なまえを、かりてんねん」「ふーん」。わりとすぐ診てもらえる。検尿の結果、腎臓にはおそらく問題ない、とのこと。たぶん胃腸でしょう。まあまあ、よかった。うちに戻って女子ラリー。ひとひはみかんゼリー食べ、ぼくと園子さんはパクチーのテイクアウト。ドラえもんみているうちひとひの熱あがる。2時間眠り、抗生物質とビオフェルミンのんで2階に。「おとーさん、いててな」というので、寝入るまでそばにいる。横でめくっているのは町田康新作長編「ホサナ」のバウンドプルーフ。

2017年05月11日(木)

ひとひ見送って、京津線で9時に浜大津駅前。もっちゃんと合流して一路彦根へ。犬上川で針を落とすも、いない、いない、まったくいないということで、お昼のおにぎり食べ、浜大津の浜釣りに変更することに。最初は食わなかった。というか、いないところに糸を垂れてた。場所を移ったとたん入れ食いとなった。30分ほどで30~40尾。なんとかかっこうがついたかたち。もっちゃんに送ってもらい(なにからなにまでお世話になった)、3時半過ぎにうちに帰る。ひとひ宿題おわってひと息。こあゆ見せて説明。お風呂にはいって汗おとし、湯上がりにビールとこあゆ。園子さんありがとう。ワコールの講座で、南北自由通路の伊勢丹前。8人集合し、KYOTOGRAPHIEのアニエス・べーコレクションをみる。8時から屋上で写真の話。それからみんなでツバクロ。東京からきたみうさんが20歳でおどろいた。ゲストハウスまで、無事に帰りつけただろうか。と、おとうさんみたいに気がかり。

2017年05月10日(水)

園子さん、西宮のせいかつだんへ。4歳組ではいったおかあさんたちに、なにをどうしたらよいかアドバイス。大きな涼しい木陰にはみんな集まってくる。根っこを踏みつけないよう注意せえへんと。おにぎり、中華スープたべたひとひを送り出し、進々堂の小説を最初から書きはじめる。3年ぶりにバットもった野球選手みたい。日々慣れるしかない。11時半にたまらず走り出し、岡崎を抜けて白川通、丸太町の角からぐんぐん西へ戻り、錦林小の前を通ってうちへ。シャワー浴び、すっきりしてタカセで散髪。長いと短いのちょうどいい中間を、中田くんがさぐりあててくれる。超一流。お昼はひさしぶりにシトロンブレでお肉。うちに帰ってパソコン叩いてたらひとひが「じゃーなー」と友達に声をかけかけ帰ってくる。出迎えはベートーベンの第五。ダラララーン、ドバダラーン。ひとひはなんかこの曲全部が好き。宿題終え、ひさしぶりに「頭文字D」の19巻よむ。東堂塾との一騎打ち。気分がもりあがったところでラリー・アルゼンティーナ。エヴァンズくん悔しかったが今回はヌーヴィルとヒュンダイの勝ちでしょう。100メートル走みたいな、すごいラリーだった。お風呂上がり、園子さん帰ってきて、洗濯物やってから、日本酒好き、料理好きのための天国「クウカイ」。ほんま、なんでこちらに一度もお邪魔しないまま8年も過ぎてしまったか、愕然となる。でも、今日もまた来られたからうれしい。ひとひは、スズキ、ホウボウ、カサゴ、メジロの刺身四種盛り、鶏の唐揚げ、季節の野菜のおしたし、豚の角煮の白味噌仕立て、絶品のふきみそ、粕汁、などなど、などなど。酔っ払う、というよりおいしくてぼーっとなる。うちに帰り、歯をみがいて、センザンコウの小話を語りかけながらひとひと寝る。がばり、と起きあがって園子さんと交代。明日は琵琶湖行きや!

2017年05月09日(火)

ひとひはきっぱり起きて、朝ごはん食べて学校へ。僕は「日本からきました」書き、園子さんを見送ってから、自分もおけいはんで大阪へ。阿波座という駅はほんま、派手なようで、おちついたありまんなあ。病院。元気そうな父。なかなか検査がはじまらず、砂時計のなかにいてるみたいな時間がつづく。四〇分遅れで検査。パリパリそば食べて戻り、ミランダ・ジェライ呼んでたら母が。田村家の話、オトくんやひとひの話してる。ここの看護婦さん、お医者さんは、病気や患部でなく、人間をみてくれてる、という感じがする。寝起きの父と、写真をもってきた林先生。検査結果、十二指腸、つるつるに快癒していた! 85歳でスゴイ。かあさん、ビーフシチューがたべたい、と。周防町の名店洋食の「乃呂」へ。史上最高のビーフシチュー、ビフカツ。冷製スープがすごかった。心斎橋で母と別れ、淀屋橋からおけいはん。帰ってパジャマのひとひが飛びついてくる。よー寝なはれや。

2017年05月08日(月)

ひとひ、いちはやく目ざめ(めざまし時計よりも!)、からだを起こしながらもうパジャマのボタンに指かかってる。スゴイ。朝ごはんもさっさと食べ、さっさと「いってきまーす!」。僕のほうがぼーっとしている。おもえば、去年までGWという実感が、うちにはなかった。毎週、せいかつだんが月と金にあるだけで、それ以外はずうっと、自由な時間がつづいていたから。ひとひの小学校通いが、うちに、新しいリズムを脈打たせてくれている。ただ、僕のほうがまだそれに慣れない。ぼーっ。源氏物語「帚木」。源氏の君チャラいナンパのシーン。園子さん自転車で町なかへ。僕は小波重いもんセンター行き、ブションでランチ。透明なぶどう汁がしみる! うちに帰って人形劇の人形を発送したり、電話で締切決めたり。ワコールの講座は、気合いいれてやればやるほどおもろくなる。3時過ぎ、びよよよーん、と伸び縮みしながら、ひとひ帰ってくる。ごろごろ。オヤツ。そして宿題は「そ」。やきそば、そーす、みそしる、そっち、そまり(ネコの種類)。お風呂入って晩ごはんは、園子さん特製鶏の唐揚げ、ゴボウの唐揚げ、冷やしトマト、ポテトサラダ、海ぶどう、水菜とキノコソテーのサラダ。ひとひ食後「グランプリ天国」「危険生物図鑑」「絶滅危惧種図鑑」よみ、寝しなに選んだのは「京都のえほん」でした。大阪に電話。明日、父の検査結果をききにいくことに。

2017年05月07日(日)

WEC、トヨタの8号車が2連勝! このままルマンまで行きそうな気配も。ひとひこれまでになく寝坊。連休疲れをからだが癒やそうとしているのだろう。朝ごはん(10時終了)食べ、早々に京都バスに乗ってヨドバシカメラ。おもちゃコーナーに行く行かないで母子議論。地下一階のプリンター売り場で、キヤノンのひとからキヤノンのプリンターをじかに買ったらずいぶん安くなった。園子さんがほかの家電をみてまわるあいだ、ひとひはおもちゃコーナー探索。プラモデルの軍艦、軍用機に、いちいち「うわ!」「すごい!」。軍用ヘリコプターに惹かれてやまない6歳児のココロ。飛行機ではゼロ戦が抜群に好き。動物コーナーではセンザンコウ、ホッキョクギツネ。いろいろありますな。地下鉄に乗って烏丸御池。もと新風館のKYOTOGRAPHIE会場で食べ物マルシェ。GW最後の日とあって、おかあさん、おとうさん、こどもたちでにぎわっている。ちらっと吉田さんとあいさつし、カツサンド、ビーフシチュー、ポテトフライ。劇的においしい赤ワインのむ。大徳寺裏のワインショップindigo。また、吉野からお越しの日本酒造り酒屋のお酒も。軽く酔っ払ってひとひ、園子さんといっしょにみるチャップリンめっちゃおもろい。3時過ぎまで過ごし、八百一にむかう。ひとひいわく「おかーさん、バクがいやな」。まさに爆買い。おまけに大量のビニール袋さげてタクシーでうちへ。どこの金持ちやねん。五月晴れの空に金太郎のぼりがひるがえる。思えばこのGWは、キャンプの夕方をのぞけばずっと好天にめぐまれた。あの豪雨も、キャンプを味わうための絶妙なスパイスにちがいなかった(ルノワールの映画「ピクニック」みたいに)。お風呂はいり、晩ごはんは、八百一で買うた「いさき」の絶妙なお造り。いづつやさんのお肉とごぼうのきんぴら、いさきのあら汁、こまつなのごま和え、若竹煮。ひとひは、大阪の父、僕とつづいたタケノコ好きの血を、確実にうけついでいる。さっさと食べてさっさと寝る。途中おきて仕事するつもりが、8時半からそのままグースラ寝入ってしまう。グー。さらばGWよ。

2017年05月06日(土)

ちゃんと起きましたよ、夜中に起きて日記も書いて。ひとひはぐーっすり寝坊。8時過ぎまで寝てた。そして僕が二階で書いているあいだに一階で「ていしょくや」をしつらえる。ふすまに「しゃけと カレーたまごやきと いぶりがっこと ちんげんさいときつねのおみそしる」などと貼ってある。おいしい朝ごはん。そのあと大家さん来られる。ひとひの小学校入学お祝い。ミニ顕微鏡と双眼鏡。さすが大家さん。お昼過ぎまでアポロ計画の遊びをし、1時半、PTAのことでおおわらわの園子さんに手を振り、ひとひとふたりで「たけうち」で、やきめしと野菜炒め。そうしてダッシュで2時過ぎに京大の総合博物館。「こども博物館」開催中。ひとひは古代生物専門のオーストラリアのおにいさんに「キンベレラ!」といって喜ばせる。虫博士の机の上で、ヘラクレスオオカブトが生きて動きまわっていて驚く。ひとひも釘付け。きけば、人間が絶滅して、いっしょに滅んでしまう動物は、パンダとイヌだけ。逆に、シロアリか蜂か、どちらかいっぽうが滅んでしまったら、地球上の全生物が死滅する。地球の生物の6割が昆虫、3割が植物、残りの1割を、は虫類、鳥類、魚類、ほ乳類などで、細々と分け合っている。などなど。勉強になった。「こども探検隊」のクイズラリー、ひとひは全問正解でした。ピンピロリーン。5時前に帰宅。お風呂でひとひはクロサイのこどもに変身。この「ある動物のこども」遊びがいったい何歳までつづくか見物。晩ごはんは、かつおの刺身、豚ともやしの土鍋蒸し、おぼろ豆腐、ほうれんそうおしたし。フラフラしながらひとひようやく食べ終わる。「日本のひこうき」読み、8時過ぎに2階へ。園子さんと交代し、1階のお座敷で日記など。耐久選手権、WECはベルギーのスパへ。

2017年05月05日(金)

こどもの日。こども優先で、ひとひに合わせて起きたら、ちゃんと7時前だった。沖縄民謡かけ、ピコ太郎かけ、リズムに乗って朝ごはん。やっぱり「ウルトラファクトリー」の、カレーパン、チーズパン、あんパンなど。荷物整理し、ガタガタとトランクひきずって仏生山温泉。ひとひは今朝ものんびり。けど、女湯の園子さんは僕ら以上にのんびりはいって、ゆるゆる出てきた。園子さんの頬や目玉から、ポワポワと炭酸の泡が上がっている始末。「かきごーり、たべるで!」とひとひ宣言。ひとひはパイナップル、園子さんはキウイ。ひとひのパイナップル好きにはふたつ理由があって、まず、ピコ太郎の「ペンパイナッポー」がおもろいこと。さらに、「ぴっぴ、ずーっと、グレープフルーツと、パイナップルが、おんなじやとおもっててん。それで、いややってんけど、たべたら、めちゃおいしくって、ちゃうって、わかったん」とのことです。ガタガタ仏生山駅へ。ことでんに乗って三条駅。ギャラリーNISHI NISHIで、園子さんは、たぶん一昨日から目をつけていたズボンとシャツを雌牛。カウ。ひとひはいいまたい君と別れを惜しんでいた。いいまあやさんのクルマで高松市立美術館まで送ってもらい、アーケードのおうどん屋さんにはいったら、4年前もちょうどはいったところだった。あのころはカレーうどん、いまは肉うどんの時代なのね。駐車場前であやさんに「バイバーイ!」。市立美術館の林明子展。「こんとあき」の、実際の「こん」には胸をつかれた。テクテク歩いて高松駅。ことちゃんグッズは、おもったようなものがなくて見送り、JRの駅でオミヤゲ、飲み物など。マリンライナーは3時10分発。青空の下の瀬戸内海は、時間を問わず絶景なのだった。島のひとつひとつが生き物なのだとわかった。海面の白いもやはそれら生き物の吐息なんだと。岡山駅から「ひかり」が出発してまもなくひとひは園子さんにもたれてスー。僕たちもうつらうつら。おもってもみない展開で楽しかった高松旅行でした。6時頃京都駅着。ものすごい混雑。けど、駅からうちへ向かうタクシーの川端通りは、びっくりするくらい、なあんにも混んでやしたはれへんかった。なんででしょうね。荷物家に置き、園子さんの提案で、晩ごはんは、うちのごく近所の居酒屋「クウカイ」。はいってみて一瞬で、ああ、この8年間、ここにこなくって損してた、とわかった。日本酒、アテ、ごはん、すべて完璧なバランス。よこわのおつくり、サバの塩焼き、ローストビーフ、ほうれんそうと湯葉のおしたし、湯葉サラダ。すべて抜群。今後、なにか疲れたときは「クウカイ」に駆け込むことにしよう。ひとひはこどもの日のプレゼントにアポロ11号の月着陸船イーグルの、自分で組み立てられる模型をもらい、いっそう食欲を発揮。ごちそーさまれしたー、と店を出て3分後にうちへ。シャワーもなにもなく布団へダイブ。明日の朝はもう、おぼれて起きあがれなくってかまわない!

2017年05月04日(木)

起きてパン。きのう温泉で買った「仏生山ウルトラファクトリー」の、「じゃこがっこ」「フォカッチャ」など。「がっこ」のがっこは、やはりあの「がっこ」のがっこ、なのだった。泊まっている宿泊施設「彫刻家の家」は、彫刻家のご夫婦が買った家をリノベーションし、ひとが泊まれるようにしたギャラリー。窓から光のかたまりがぎゅっと注入されるアトリエ。エネルギーもいっしょに。晴れの朝、歩いて仏生山温泉まで7分程度。園子さん先に温泉へ。ひとひ、しばらくF1の遊びを繰り広げ、その間に僕は、このあたりの建物を設計し、目に見えないこの土地とひとのパワーを目にみえるかたちに再構成している立役者、岡さんとごあいさつ。そうして、ひとひとふたりではいった温泉は、想像をこえてすばらしいものだった。オープンエアの脱衣所。すべて檜の湯船。ぬるい炭酸泉。常連さんたちの気さくな笑顔。仏生山のお湯は僕の輪郭をこえ、しゅんしゅんと僕の深いなかへしみこんでいった。このお湯に任せて書けばどんなものでもOKだと目をつぶって思った。ひとひはこれまでいっしょにはいったどんな温泉より楽しそうで、炭酸泉を中心に、いろんな湯船を旅してまわっていた。五月の葉もみじがさやさやと手を振っている。ここは極楽か? いや、仏さんがお生まれんさった山の温泉、なのだ。続々とお客様が。11時には40名以上集まった。食堂の外のテラスに置かれた机に。ひとひのアナウンス「えー、そろそろ、はじまります。とーじょー、です!」 ありがとう。その声に導かれるまま、画家の話を書いた。風がうしろから強く吹きつけ、紙が飛ばされないよう、ごろごろの石をいくつも置いた。鏡のなかにおんながうつり、電車がうつり、イルカがうつり、オーケストラがうつり。画家は鏡のなかにはいっていくことはできない。鏡の表面におんなの輪郭を線で描く。ぎりぎりの表面でふたりの指は触れ合ったかもしれない。だからこそ「ちょっとした後日談」がうまれたのだ。おわりがきた、とおもったから、お、わ、り、と書いた。拍手が来て、あ、よかった、とおもった。あたりに炭酸と湯気がたちこめている。タイトルは「炭酸」でした。ありがとうございました。ひとひにせがまれ、いいまたい君に案内されて雑貨屋TOY TOY TOYへ。ここで買った4Dパズルにひとひは夢中。あとで完成させるとそれはミノカサゴでした。派手。リアル。僕はここでようやく財布の二代目を買った。朝吹真理子さんにもらった紙財布がもうくたんくたんで。でも5年くらいもったエライやっちゃ。「魚卵」のキャラクター写真がいくつもプリントされた調子のいい財布を買った。紙の財布には小説を書いていつか朝吹さんに返そう。温泉にもどり、みなでテーブルを囲んでおうどん。ピーナッツとビール。2時近くなって、ひとひが店長をつとめることになっている「へちま文庫」へ。つぎからつぎへと、五月晴れのにぎわい。手書きのタスキ「一日てんちょう」、店の名前は「かなざわぶんこ」(京急ファンのひとひが命名)。昨日しこんだ「アタリ」のミュージックマガジンは、松林さん(ディラン)と今瀧さん(プリンス)が、お見事! 金額に気づかないままウッカリご購入。松林さんは777777円のお札をアーティストとして手書きで製作。今瀧さんは「ぶんかつばらいで!」ということで、今日は101円支払っていた。これから一生ひとひにあうたび101円払わんといけんのです。ここでもビールで乾杯。4時半頃温泉にもどると、ものすごい混みようで、お湯にはいっている、というより、ひとにはさまれている、みたいな感じだった。女風呂だとひとにしぼられている、みたいな感じだったろう。ひとひ湯上がりのソフトクリーム、園子さんバナナジュースを注文。僕はむろんビール。歩いて「彫刻家の家」に帰る途中、へちま文庫の前で、すばらしい移動スーパー「とくしまん」に会った。スズキエヴリイの軽トラに1200種の商品を積んで高松の町を走る。「コンビニよりコンビニエント(べんり)な移動スーパー」とのこと。店長兼ドライバーのかたもプロ的ににこにこして、8円足りないおばちゃんのお勘定を、自然に次回へと心地よくつなげていた。今日の晩ごはんは「家」で、いろいろパーティ。「笹寿司」の握り、お刺身、ゆうべの流れのカレー、ならづけ、オニオンなど。ビールとワイン。ひとひは中1のたい君に夢中。このふたりをへちま文庫の峠さんがふわりとつつみこむ。幸せな三人の時間。3人でやった「絵しりとり」は一生のたからものだ。9時半頃、みなさん帰っていく。ひとひ眠い。3人で歯みがき、2階のふとん部屋に直行。1時半ごろ、カユイひとひに起こされて背中かく。途中で園子さんにひきつぎ、1階におりて日記整理。しんじ眠い。

2017年05月03日(水)

5月の連休に新幹線に乗ったことなんてなかった。だから、おもわず、たじろいだ。こんなんになるのか。電車ていうよりソーセージやん。新大阪でひとがおり、また大勢のってくる。僕はいったん座った席を、親子四人連れにゆずり、園子さんのとなり、ひとひを膝に乗せて一路岡山へ。マリンライナーはいちばんうしろに限りますな。すいてるし、ようみえるし。それにしても瀬戸内に来るとやはりからだが芯からほっこりしはじめるのを感じる。こどもの頃、僕が体験したあらゆるたのしいことは、三豊群仁尾の、おばあちゃんのうちではじまったから。高松駅到着。ギャラリーNISHI NISHIのいいまあやさんが迎えにきてくれている。サンルーフの開く日産プレマシー。まずは本日のコロちゃん会場、日本家屋のギャラリーNISHI NISHIへ。うわー、これは相性ええわ、と一目でわかる。1曲かけてみて納得。まるでずっとここに置いてあったみたいに唄うコロちゃん。それから、明日ひとひが「一日店長」をつとめる本屋さん「へちま文庫」へ、トランク満載で京都から持参した古本をもっていく。ひとひと相談し、値付け。すべて777円均一。ただ、「ボブ・ディラン特集」と「プリンス特集」のミュージックマガジンのみ1000000円(店長決定)。マンガの4巻セットは「あたり」ということで4冊で100円。ばっちりです。さらに明日の「その場小説会場」である仏生山温泉へ。大衆演劇とかやる「湯場」を想像していた僕は、あまりのギャップに目が落っこちそうに。かつてこんな洒落たたたずまいの温泉があったでしょうか。木とガラスと直線と空間と。なんだか瀬戸内芸術祭に参加してるギャラリーみたい。展示は裸のヒト。会場をたしかめ、ひとひと園子さんはかきごおり、僕は生ビールぐいぐい。おつまみのおいしいナッツ類もこのすぐ近くで栽培しているそうです。高松すごい。プレマシーでNISHI NISHIへもどり、ひとひは家の子らとキャーキャー叫びながら駆けまわり。どんどんひとがやってくる。すごいNISHI NISHIの磁力。さらに、ふだんは週一でへちま文庫で出している評判のカレーが、予約制で今晩NISHI NISHIで食べられる。大人気。コロちゃんショーは5時からはじまり。ベラフォンテ、リトル・リチャードでみな口あんぐり。ジュディ・ガーランド、マディ・ウォーターズはすごい仕事。最後はカルーソ、アマリア・ロドリゲス、マリア・カラスのそろい踏み。いい会でした。みな競い合うように食べはじめたカレーは、ただのカレーでなく、ひと皿でフルコース、はじめからさいごまで食べるストーリーが展開されていく、そんなカレーでした。評判になるのもわかる。帰りはまたプレマシー。温泉はいるつもりだったけれど、ひとひもう限界なので、宿泊施設、「彫刻家の家」の木のお風呂でお湯をさっと浴びて就寝。

2017年05月02日(火)

ひとひ、「じどうはんばいきのところ」で女の子たち、大地くんと待ち合わせ。僕は2階で源氏物語訳。きょうで「桐壺」が終わり。サーテ次をどうするか。今日は園子さんも昼から外出。10時前に市バスで京都駅、伊勢丹7階の美術館「えき」の前で、ゆうべの流れのまま、零さん、坂越さんと合流。KYOTOGRAPHIEの一環、アニエスb所有の「LOVE」写真展。アニエスとジョナスはフルクサス、ちゃう、フルクカラの友人なのれす。写真家の名を知っているのも、知らないのも、どれもすばらしい写真ばかりでした。とくにアフリカのセイドゥ・ケイタの作品に胸を打たれた。鬼海弘雄さんのように、ケイタはすべての人物を、それぞれ一個の国の王様・女王様のように撮る! 11階のとんかつ屋でお昼を食べて解散。うちに戻り、ランニング姿に着替え、これ以上ない五月晴れの下を岡崎抜けて、白川通までランニング。丸太町通を西へ走っていると、ちょうど1時半、ひとひたちが帰ってくる時間に校門の前。よそのおかあさんに声をかけられ、そのまま門の前で子らの出てくるのを待つ。「モシモシ、ワタシ、チュウゴクジンデスケド、コノヘンニ、クマノジンジャ、テイウトコロ、アーリマセンカ」「おとーさんでしょ!」。級友ほたるちゃん、大地くんらのつっこみを受けながら交差点を渡る。ひとひ、偉いな、とおもったのは、大勢が先へ先へ進んでいくのに、うしろの女の子たちが遅れているのに気づき「ちょっと! まって! まってって!」と、前方のみんなに大声をかけていたところ。誰にもなんもいわれないのにこんな気遣いができるようになっている。うちで宿題「ひ」。ひとひ、ひとひ、とこれまでいちばん書き慣れた字だけに、先生のお手本にはおさまらない、自由な癖がついている(その癖が僕はとても好きですが)。がんばって書き書き、たのしんで書き書き。「ひざ」「ひがし」「ひがしやま」「ひみつ」。書きおわったら自転車で出発! 府立図書館に本をかえしにいき、自習席でひとひは一心不乱に「こいのぼり」の「ぬりえ」。ホホホ座の三条店に移動し、ドライオレンジ、僕は一番搾り。ランニングした午後に外で陽光を浴びて飲むグラスのビールは、ああ、ほんまに。國田屋さんに移動し、おかきと生ビール中。たばこのみのおっさんがコルトの味に感激し、すべてを買い占め、僕に強引に一本吸わせようとする。このへん京都。うちに帰って、園子さんとひとひお風呂。晩ごはんは、じゃこたらこスパ、きのこと水菜のサラダ。食後はすみやかに寝る。12時に起きだして日記整理。明日高松にもっていくレコードも選んでおく。

2017年05月01日(月)

オハヨー、いってきまーす。朝、オートスポーツの連載「ピットイン」原稿。中嶋一貴・悟親子のことをカキマシタ。いま走っているF1ドライバーは、これまで走ったすべてのレーサーの息子だ。11時過ぎに小波重いものセンター。お昼はブションでお肉のランチ。うちに戻って源氏物語めくっていると「とーさん! とーさんて! ただいまー!」と玄関から声。家庭訪問習慣は、給食おわってすぐキンコーンなので2時前にはうちへ帰ってくる。バイビー、バイビー、と、どこで誰に教わったかわからない挨拶を近所の友達とかわし、玄関にはいってきたひとひ、「あした、あさ、じどうはんばいきのところで、みんなで、しゅうごうして、いくねん」とのこと。宿題は「て」。単純なかたちがいっそう難しい。園子さんとひとひ、台所でうんうん押し問答しつつ、20分ほどで終了。「て」の字を10個ほど書き、そして、「て」を含むことばを5個くらい、自分でおもいついたのを書く、という宿題。終わってから僕とひとひは自転車にまたがり、まずは市役所前広場。モンペティさん率いる発掘チームが地下の遺構をほりかえしている。「ごっつい旧い、水管とかでてー、まだ生きてるし、びびったわー」とのこと。このまま夏過ぎまで発掘はすすむ。ひさびさに100000tにあがると加地くんが丸坊主になってちょっと痩せていた。イニシャルD19刊。パティ・ペイジの78盤かう。Hi-fiカフェに移動し、ひとひも「ピットイン」仕事。1988年鈴鹿GPのパンフレットみながら、中嶋悟の駆るゼッケン11番ロータス・ホンダを描く。親戚のおっちゃんに近い吉川さん、「もう、小学生になったんかー」的な視線でカウンターごしに見ている。最近のHi-fiにめずらしく、今日はまったくお客さんがほかにいなかったので、カウンターで絵本「月へ」を声にだして読む。吉川さんもひとひにならんできいていてくれる。サーテ、ダッシュでうちへ。お風呂では僕がアカン恐竜、ひとひがイケテル恐竜となって、僕はコテンパンにやっつけられる。湯上がり、クックルン。きのうやってたラリー・アルゼンティーナの録画。晩ごはんは、わかさぎの天ぷら! ほうれんそう、ニラ玉など。8時過ぎ、ひとひと園子さんに「いってらっさーい」と見送られ誠光社へ。岡本零さん、ワコールの坂越さん、堀部さんらと、ニューヨークのジョナス・メカス宅への訪問ビデオ鑑賞。ボニー、ルル、それになんと、ボニーの「なめくじ」おとうさんも一緒に! ジョナスの風貌は、ビデオでみると、とても東洋味を帯びてみえる。中国の、ものすごく偉い導師、あるいはものすごくきれいな日本のおばあさん。零さんは、僕の書いた「その場小説」とボニーの翻訳、零さんが撮った映像を、トレーシングペーパーに印刷し、レイヤーとして重ねて、この世のものとも思えないくらいうつくしい「書物」にしあげた。地球で6部限定。ジョナス、零さん、技術者クッキー、堀部さん、ボニー、僕の、それぞれに一冊、木の額におさめられて。零さんはジョナスにそれを届けにいったのですが、一枚いちまいのトレペを丁寧にめくり、顔を横に振りながら目をテキストに走らせ、ジョナスはひとことさえ逃さずに僕の小説を読んだ。そして笛のような声で僕へ、メッセージを送ってくれた。「じゃー、今度はしんじから」と零さん。カメラのむこうのジョナスにむかって僕は躍りながらメッセージを送った。照明を明るくし、みんなで躍りながらビール、ワイン、日本酒。夜も躍っている。