2016年3月

2017.04.28 update
2017年03月27日(月)

朝からひとひと園子さんはせいかつだんへ。あとできいたら、次の6さいぐみのための、「げんきにきたしるし」を作りにいってたそう。そしてお弁当、そして、9人での最後の遊び。今日の空が青く澄み渡っていてよかった! 公園で大声をあげて駆けまわる9人の姿が机の上に。僕は朝ごはん食べてこちこちと原稿。産経新聞の「みせがたり」など。11時に小波重力センター。12時半までたっぷりと。お昼はブションでグリエとワイン。世の大学生の、女子と男子で、同じ生き物とおもえないくらい風貌がちがう。それは、女子大生ふたりと、京大生6人(しかも理系)だからか? 明日からの遠出のため薬もの買いにいき、いったんうちに帰って寺町丸太町のGSまで灯油入れにいく。今年はまだまだ必要。帰ったら玄関に、青と緑のまだら模様が・・・青が駆けてくる・・・ひとひか! 僕がおもっていたよりよほど早く帰ってきた。三人、玄関にどさっと荷物置き、園子さん運転のレンタカーで金閣寺そばの坂田医院へ。ポリオの予防接種のつもりが日本脳炎に変身! でも、ぜんぜんいたくない注射。「おとーさん、おかーさんも、ちゅーしゃしたらええのに。めっちゃきもちええで」とのこと。レンタカーを加藤順のそばに返し、晩ごはんは、二条の橋を渡って、京都でとりわけおいしいおそば屋さん「つるや」へ。園子さんは冷やし甘きつね、ひとひは冷やし甘きつねと菜っ葉とだし巻きともずく酢とそば味噌二皿。僕はせいろ。みんなで干物。カウンターの常連さんのおじさんはひとひ好き。クルマ趣味、食べ物の趣味のことなど話し、「もう、おとーさんより、いろいろしったはるなあ」と。図星。

2017年03月26日(日)

ひとひ最後の鳩当番。ごはん食べておけいはんで京橋に着くまでまでF1速報よむ。新しい環状線車両に乗り、大阪でおりると、京都線人身事故のためダイヤがぐちゃぐちゃだった。遅れながらも神戸線は動いていて、待ち合わせ時間の10時前せいかつだんに着く。すると、5歳組のひとたちがモルモット当番、そのおかあさんが、6歳組がこないとおもって、親切で鳩にエサをやってくれていた。が、エサを食べてしまった鳩はからだが重いし、グータラっぽくなるので鳩舎から外へ出せない。どうするか、先生に確認してみたら、できれば外に出さないまんま、鳩舎の掃除を、ということで、ひとひと金光谷くんは鳩につつかれ羽根にまみれながら楽しそうに登板をすることに。ざっくりとしか小松菜を切らないひとひ。粉状になるまでキャベツを刻む金光谷くん。無事登板がおわったあとは、金光谷くんの1歳年下のれいちゃん、その友達の5歳組の子ら、さらにちっちゃいひとらと、せいかつだんの教室でくんずほぐれつ遊びだす。下向きコの字型の木の椅子で、ずらっとトンネルをつくってそのなかを這っていくとおもろいと、こどもたちに教えてあげると夢中で椅子を並べはじめる(僕がせいかつだんの頃にやった遊び)。30個近く、しかもゆったり湾曲させて並べたその椅子の列のなかを、子どもたちが匍匐前進でずるずる、ずるずる這っていく。スゴイおもろい。後半は靴下人形劇。どの話も、最後は靴下を手からはずして客席に放り投げて終わる。これで、みてるほうもやってるほうも大満足。公園で少し遊んでから、僕とひとひは、園子さんからも5歳組のおかあさんからも勧められた商店街中華「味包」へ。イヤー、ぶっとばされた! すごい餃子、すごいきくらげ、すごいシャルペイ(シャーピン)、ただよってくる羊肉のかおりもすばらしい。甲子園口に住んでるひとは、毎日でもこんなすごい中華食べられるんや! 幸福のお店「味包」からお届けいたしました。ひとひはラーメン、餃子、きくらげで満腹。行きしなと同じルートで神宮丸太町。メトロに人だかりが、とおもったら貸切でどこかの料理屋さんが結婚式をしてはりました。おめでとうございます。うちに帰ってひとひはピアノ。直後、園子さんのスカパー契約電話がようやっと間に合ってつけてみたら、F1開幕戦オーストラリアGPのゴールシーン。ひとひ、初の生放送に正座。シャンパンファイトまで見入る。その後、小学館の図鑑についていたドラえもん案内のDVD。こんなのがふたつ重なって、ひとひのなかの映像満足度は生涯最高かもしらへん。お風呂はいり、晩ごはんはタケノコごはん、肉じゃが、ほうれんそうおしたし、もやしとひじきのナムル、冷や奴。食後、ひとひと園子さんはみつまめ、僕はお風呂掃除。おちついてから「ダーウィンが来た!」の、タイのバンコクにオオトカゲが現れて小動物を襲ってる、なる必死のニュース。その逆もあり。

2017年03月25日(土)

ひとひとヤマハ。1週間後が発表会と、先生たちがハッパかけるけど、子らの今日のその一瞬ごとの合奏のほうが、晴れ着着た演奏会よりよっぽど美しく楽しいわ。なにかのためにする音楽って、それ、音楽なんか? なんてこびとがささやく。ふたば書房で「おしりたんてい」読む。ひとひがコロンボに行きたいというので、園子さんに一緒にこられへんか電話すると、ランチボックスだけ買うてきて、との返事。ラジャー。ひとひはむろんたらこスパ、僕は今日のスパ、ボンゴレロッソ。泡ワインと赤ワインと。春の高校野球とともに味わうイタリアン。履正社が勝ち呉が負けました。家の園子さんにランチボックス届けたあと、またまたひとひとふたり、岡崎の図書館へ古代生物関係の図書かえしにいき、一転、堀川通をめざし、四条堀川下がるの有名なミニカー屋へ、ひとひ初入店。夢心地と、現実がいったりきたりの表情。「こんなばしょあったんか」「なんやこれ」「ほしいとか、ほしくないとか、ようわからん」「あ、これ、しってる」「こんなんも、ミニカーになってたんか」「こんなん、もうミニちゃうし、ミニカーっていえへんやん」「え、こんなんも」「へんなゆめやんな」みたいな顔。先にいらしていた常連のお客さんが、18分の1モデルのロータスホンダを、セナモデル、中嶋モデル、一挙に買っていて、スゴイなあ、とおもった。ひとひも見ほれていた。2台合わせて、僕のもってるいちばん高いレコードに届くくらい。て相当なもんやけど。自転車を駆り、本日二回目のふたば書房。ひとひはこないだお寿司屋さんで武田さんからもらった図書カードを握りしめ、こっちか、あっちか、いや、こっちもあるか、と飛びまわったあと、最後には、最初に表紙を触っていた小学館の図鑑NEO「恐竜」を買うことに。ドラえもんのDVDもついてるし。レジには、前にマルイのふたばにいた清野さんがいてカードをくぐらせてくれるし。というわけで、いしいひとひくん、人生初「自分のおこづかいで買った本」は、図鑑「恐竜」でした! おめでとうございます、「恐竜」! 月餅屋さんでお干菓子買ってうちに帰り、園子さんに図鑑みせたあと、いそいでカリポリ食べている。お風呂のあと、「ザ・ペンギンズ」録画しておいた「クラシカロイド」。どちらもクライマックスぽくって、今月でおしまいか、とおもってしまうけど、来週はもう来月だ! 晩ごはんは豚丼とわかめスープ、僕は豚とごはん別に。「おとーさん、おかーさん、ほら、ちょっと、くちぶえふけるようになった! けど、ふかへん。へんなヘビくるし」と、6歳児にしてしぶい智恵。寝しなのギリギリまで図鑑めくっている。入学式のズボン問題も。まーえーやん、ねてしもたらそれで。

2017年03月24日(金)

ギャラリーエフのいずみちゃんが、午後7時過ぎ、人間の輪郭を離れ、目に見えない世界の猫たちといっしょになった。その声は、耳をすまさなくとも、たったいまもきこえる。しんじさん! しんじさ~ん! しんじさん・・・。僕のもっともヘタレなときをよく知っている女性。ずっとこのまま一緒に進んでいくんだとおもっていた女性。いや、すすんでいくのは、変わらない。けど、その進みかたは、前におもっていたのとずいぶんちがってしまった。でも、いずみちゃん。僕は猫を見るたび、きっとその目のなかにきみをみつける。猫が心地よさげに昼寝していたらシーッときみが指を立てるのがわかる。夜中まで何度も酔っぱらった。トイレで倒れていた園子さんを見つけてくれたのはいずみちゃんだ。それで園子さんと僕はいっしょに暮らすことになった。そしてひとひが生まれた。成長したひとひは何度もギャラリーエフの床で猫のまねをした。銀次親分にも、ひとひは会えたんだし、いずみちゃんといっしょに猫を抱きさえした。僕はきっといつか猫を飼って、その猫に「いずみ」という名前をつけるとおもう。何匹も何匹も飼うとおもう。そばで笑っていてください。きみがこの世にいてくれてよかった。ありがとう。いずみちゃん。これからも猫とともに。訃報を知る前東京から園子さん、ひとひと三人で京都へ帰った。夕方康裕兄から電話があって、ギャラリーエフにいったら、どなたかが入院していて、しんじと連絡をとりたがっている、という。ナオトくんに電話した。ひとひをしーちゃんとこに連れていった。園子さんとふたり、ロームシアターでたいへんひさしぶりに小三治さんの落語。あいかわらず、というより、77を迎え、いっそうドライブをかけておもしろい。そう、東京にいたとき、園子さんと知りあったのは小三治さんの落語を通してだった、ギャラリーエフにも、浅草演芸ホールから歩いていったんだ、なんてことが、頭のなかにつぎつぎに響いた。終演後、園子さんが携帯電話をひらいたら、1時間前にいずみちゃんが猫の魂になった知らせが、ナオトくんからきていた。この大爆笑の落語は、いずみちゃんがぼくたちふたりに贈ってくれたんだな、とそれでわかった。晩ごはんは、きただで、園子さん鍋焼き、僕はカレーうどん、ひとひは山本家でたこ焼き。

2017年03月23日(木)

朝ごはん、プラレール、ゆりかもめ。男前の運転士さんの教習。お台場のトヨタMEGA WEB着いてすぐゴールド免許駆使して電動ピウス。お昼は「空海」で、ラーメンくうかい? 「おとーさん、ここのラーメンは、ほんまにおいしいやんなあ」 こども遊びスペースで1時間15分。ガズーレーシングで1時間。神保町の書泉グランデで、僕はWRC関連の資料、ひとひは「鉄おも」。水道橋まであがっていき、ものすごいお寿司屋さん「量平」で武田さん、園子さんと合流。ひとひ、ふぐに絶叫。たけのこおかわり追加。車エビに気が狂う。コハダ、アジがすごかったなあ。ひとりでいったらどないなるやろ。とにかく、みんなでおいしゅういただきました、ごちそうさまでした。

2017年03月22日(水)

今日はひとひ6時おき。朝ごはん、プラレールのあと、池袋から副都心線に乗り東新宿へ。とっても風が強くて途中で風邪ひきそうになる。がまんして、イーストサイド新宿の三栄書房へ。オートスポーツ連載の打ち合わせ。水谷さん、編集長の田中さん、藤井さん、デザイナーの原さん。ひとひ、田中さんと人生初名刺交換。僕とおんなじでその場でつくる。オートスポーツのひとたちに見せたいと、重いのに、ひとひが京都からもってきた数々のミニカー、パイクズ・ピークのプジョー208,ライコネンが駆ったマクラーレンメルセデス、ランチアのストラトス・ラリー・デルタの3兄弟など、打ち合わせテーブルの上にひとひが広げるのをみて、クルマ好きの三人はじーんとしている模様。少なくとも、クルマ好きはクルマ好きの気持ちをシンクロ率99,9999999で理解できる。それでか、編集部からつぎつぎとミニカー登場。トヨタのル・マン出場2015年ハイブリッド、星野一義が1977年にのったF1、シトロエンのD2、BMWの電気自動車。このうちから2台えらぶ。お昼ごはんは「やきにくー!」ということで近所の焼き肉屋さん「こうえい」。大量の注文を責任もって平らげていく編集長スゴイ。さよならー、と大江戸線に乗って青山一丁目、ホンダの青山ショールーム。ちょうど「時速350キロの世界」なる展示の最中。4種類のボタンを押したら、ずらっとならんだライトがさーっとむこうへ走って行く。時速4キロの「歩くひと」、時速10キロの「「自転車」、時速45キロの「ウサイン・ボルト」、時速100キロの「自動車」、時速350キロの「F1」。横にならんでダッシュしてみるとそれぞれの速さがよくわかる。アシモのショー、クイズなど、いつもの全部をたのしんで4時すぎに地下鉄で帰宅。税理士の先生。帰ってからうなぎ。海上保安庁のスペシャル番組。9時半に就寝。

2017年03月21日(火)

ひとひ5時おき。朝から発掘。頭骨の半分と大腿骨が出てくる。しみじみ「うれしい~!」と。こんな集中力を発揮するひとひは滅多にみられない。ひたすら手を動かすこと。必ずなにか見つかると信じること。みずからの手でそれを掘りあてること。朝ごはん終わって、園子さんと義母が銀行仕事の準備。僕とひとひは小雨のなか三崎へ。ふたりとも眠気のなかでタラタラ三崎のすばらしさを語る。いつもおもうことだけれど、あの、引越を決めてバスに揺られ東京へ戻る夜、この同じバス道を自分のこどもを連れてふたりで戻ってくるなんぞ、頭のどんな隅にも塵のかけらほどもなかった。三崎港でおり、「うんてんしゅさん、ずっと、てぇふっててくれたー」と喜ぶひとひ。「はしってっていい?」と、まるいちまで駆けていく。宇宙一の魚屋。ぼくのふるさと。美智世さん、英くん、ゆうこさん、やっちゃん。米屋のみつぼりくんが包丁を握って笑っている。家にあがって宣さんにふたりでお線香。美智世さんの日々の祈りがこちらにまばゆく反射してくる。「うるせんだよ、こいつがよ」と、宣さんが苦笑している。お座敷で、ひとひとお刺身盛り合わせ(ムツ、アジ、マグロ、アオリイカ)、サザエ壺焼き、ムツ塩焼き。やたらめったらうまい。「まいにち、三回、おとーさんはこういうお魚たべてたんや」といったらひとひに箸でどつかれた。途中で矢野さん合流。食べおわったひとひ、店先へ。矢野さんとかんたんに小説の話など。「おとーさん、うみへびいんでー」「おとーさん、あんこう、ばらばらにするって!」「はよきてー、おとーさん、あんこう、ぶらさがってまってるし!」 アンコウ解体ショー。牡丹、八百兵、ポパイ等へごあいさつ。パイナップル缶やら京急ドロップやら、ひとひの手に「あまいもん」が転がり落ちてくる。みなさん、ありがとうございます。すっかり遅くなってしまった。おみやげのキンメダイとマグロは美智世マジックで2倍に増えた。ひとひ、タクシーの窓から「いってきまーす」と。美智世さん涙ぐむ。京急、JR、舎人ライナー。僕はときどきうつらうつら。6歳のひとひはまったく眠らない。うちについてお風呂。晩ごはんは、キンメ煮付け、かさご・おにかさご・ムツの刺身、いんげんのごまあえ、冷やしトマト。食後ひとひまた発掘。大腿骨をもう一本掘り当て、8時半に夢のなか。1時半に起きて、河出より依頼の、宇野千代特集原稿。意外に早く、あっさりできる。4時半まで「ドゥームズデイ・ブック」よむ。そんで二度寝。

2017年03月20日(月)

新幹線のぞみ号は8時45分京都発。それまでに八条口のイノダで朝ごはん。ミックスサンドとフルーツサンド。ひとひはフルーツサンドで腹いっぱい。砂糖を入れたコーヒーは僕はこのイノダでしかのまないけどアラビアはおいしい。のぞみ号のなかでえんえんドラえもんを読み恐竜の遊びをし車内を探索する。ひとひはひさしぶりの新幹線だから長く感じるかもしれない。東京駅に着き、そのまま山手線で鶯谷、寛永寺の田村家の墓所にいってお彼岸のお参り。ひとひが、うんやらえっさっさ、とお塔婆を運んでいく。「ね、おじいちゃん、なんていうてる?」。きっとニコニコして見ているだろう。園子さん、おとうさんにひとひが生活団を卒業し小学校にあがりますよと、大きく、はっきりした声で語りかける。青空のような声で。ひとひは磁石があらわれたみたいな顔で挙動をやめ耳を傾けている。意味はわからなくともこころは届く。お昼は上野駅のアトレで中華そば。東京のラーメンはひとひの口にはとてもおいしいらしい。京都のはどこもわりと癖だしすぎかもしらへんな。園子さん、おばあちゃんは買い物へ、僕とひとひは科学博物館へ。三葉虫やオルドビス紀、デボン紀の魚たちなど、知識をかじってから見るといっそうおもしろい、ということにひとひは気づく。三葉虫の展示の前で圧倒された感じになる。恐竜のコーナーではやはり大勢の子らの勢いに圧倒されてしまう。それでもここで、ほんとうのトリケラトプス、ステゴザウルス、ティラノサウルスの骨格を見上げることができた、という経験は、ひとひのからだの底にありありと刻まれたのがわかる。黙ってじっと見ていることの多い今日のひとひ。生物たちのパノラマ。剥製。シーラカンス。売店で迷いに迷った末、石膏をけずって化石を発掘するキットを購入。三種類えらべるなかで、ティラノよりプテラノドンより、トリケラトプスなんですね。キットかかえてまっすぐ尾久の家へ。舎人ライナーひっさしぶりやなー。もともとの敷地に箱形の家が二棟建っていた。一戸にはふたごの赤ちゃんふくめ小さい子どもさんが3人いるようだ、とベビーカーの構成でなんとはなしにわかる。うちに着くや、ひとひはキットの発掘。スパナでのみをかんかん使っていくと石膏が削れる。なかなか化石の模型はでてこない。そらそーや、一週間かけて、と箱には書いてある。お風呂のあと、晩ごはんは、園子さん混信のハンバーグ、トマト、こんにゃくとしなちくの炊き合わせ、ほうれんそうのおしたし。食べ終わってプラレール片付け、眠気のひとひとともにふとんへ。あがってきた園子さんと交代し夜中に東京の家で宇野千代の小説を読むのはなんだか闇がしめりけを帯びて光ってくる感じがする。

2017年03月19日(日)

朝ごはんは、みりん干しや納豆やおしたしやお味噌汁やなんやかやでたっぷり。ゆうべがオモチャみたいな飯やった、という園子さんの思いからか。午前中、ひとひとヤマハの練習し、スウェディッシュ・ラリーにおけるクリス・ミークの駐車場ドリフトについて、あれはいったいなんなんや、と意見を交わしあってから、みなでタカシマヤへ。靴売り場で、園子さんはおしゃれ感のにじむスニーカーをはかせがっていたが、本人の選んだのはショッキングイエローの体育会系こどもナイキ。「じぶんでえらばなきゃダメ」といいつづけていたため、園子さんはググ、と息をのみつつ認めざるを得ない。お金はお義母さん、ありがとうございました。昼ごはんは「大東北展」の、喜多方ラーメンと比内鶏の親子丼。比内鶏ってほんまおいしいやんな。園子さんと義母はそのままおみやげなど買いにいき、僕とひとひは、花見団子買い、ホホホ座の三条店へ。ヤマグチから旅行に来られた若いおかあさんがたにひとひ大人気になり、店先でぱしゃぱしゃ、フォトセッションみたいになる。女の子とまちがわれてたみたい。昔は100パーそうだったけれど、最近ではめずらしい。3時から御池ヤマハで、4月1日の発表会の合同練習。後藤先生に鍛えられたこちらの生徒は、リラックスし、かつ的確に合奏ができているようにおもった。プレッシャーをかけられすぎるとこどもはしんどいもんな。ひとひがんばってるあいだ月餅屋さんにいき、事情をいってお干菓子を買うと、こんぺいとをいっぱいおまけしてもらう。オーキニ。合奏終了後、「はい」とわたすと「おとーさん、これ、どやったん? まほう?」といわれる。京都は魔法都市。うちに帰って、もっちゃんにお見舞いもっていく。朝、ランニングのあとに寄ったら、胃腸炎でからだをこわし、幼稚園の卒業式にもでられず、けっこうへこんでいる、とのことだったので、ひとひと一緒に、リカちゃんの着替えの音楽服、アクセサリー、そして突然うまれてきた妹「あおいちゃん」を。さらにしんたろうちのきりかちゃんから受け継いだヴィクトリア朝のドールハウスブック。こういうのは女子的にはたまらんのやろーね、しーちゃんもいっしょに夢中になってはる。うちに帰りお風呂。笑点で座布団10枚。ちびまる子ちゃんは1時間スペシャルだった。今日の晩ごはんはカレーだった。生ハム、とうみょう、グリーンサラダ、もろもろ。明日から東京行き。用意はいいのか、ほんとうに?

2017年03月18日(土)

3歳半の春、京都の「4さいじグループ」にはいった。6歳半の春、西宮の「せいかつだん」を今日、うまれてはじめて、卒業する。9人全員がそろって、ひとりひとりが大切な「はっぴょう」をした。最初はひとひだった。「そつぎょうにむかって、はしっていく、きしゃの、はげみひょうの、ほうこくをします」から、はじまった。「せいかつだんにはいって、いろいろ、できることがふえたけど、まだ、むずかしいこともいっぱいあるから、このはげみひょうをしようとおもいました」。16のチェック項目を、毎日、毎日、何十日と守って暮らしていく。「さいしょみたときは、こんなにいっぱいできるかなあ、っておもったけど、よーし、ぜんぶぬってやるぞー、とおもいました。はじめのひは、おとうさんがおふとんをしいてしまったので、ばつになりました。それは、おとうさんがまいにち、ふとんをしいてくれるかかりだったからです。おとうさん、おかあさんにいわれないでも、できるようになりたいです!」 できるようになったやん。めざましなしで5時半や6時におきられるようになった。ごはんのたび、自分ではっと気がついて、手ぇ洗いにいく。食べ終わったら、外でも、お皿やコップもって厨房までいって「おいしかったです!」いうて渡す(たまに、おにいさんおねえさん、気が気やなかったりするけど)。「おとーさん、ふとん、しきにいこ!」て、何度そっちからいわれたか知らへん。せいかつだんは「生活」のことをする「団」やから、基本、たのしく「生活」をしていればいいこどもにとって、とくにひとひみたいな子にとって、そこにいくつもロープみたいに縛りをかけていくのはきつかったはず。だから、6歳組の中盤、あんなにも行くのをいやがった。自分の生活を守ろうとして。そしてひとひはロープに手をかけ、生活の上にのぼり、自分のほうへと生活そのものをひっぱりあげた。自分でそうと決めて。生活はゆっくりと元の高さからあがっていき、今日ひとひがいるところまで浮上してきた。5時半におき、ふとんをたたんで、大声でれいすいまさつをし、すばやく着替えた。レンタカーに、園子さん、とうきょうのおばあちゃん、おおさかのおばあちゃん、僕を乗せ、西宮生活団まで運んでくれた。そしてこうして、皆の前で「発表するのがさも楽しそうに発表している」。その空気が残りの8人にも移り、発表の内容はもちろん、そればかりでなく、発表している時間、発言し、交代し、道具をもち、ともに支え、みなで運んでいくその時間そのものが、この9人のみごとな、大切な、作品になっていた。いっぱいのおかあさんおとうさんおじいさんおばあさんこどもたちは、その開花を、果物をみとどけた。鳩当番の話。訓練の話。たとえ1羽しか帰ってこなくっても鳩たちとすごした時間、記憶は、ひとりひとりにとっての宝の山だ。そうして「おもちゃのシンフォニー」合奏。音楽とは、ひとりでなく、ひととひととひとが集まり、たがいの音をきき、からだをひらいてたがいに与え、音でつながり、音で重なり、演奏がつづいいている間はほんとうに一心同体となって、あたらしい「生きる時間」を実現することだとおもった。この9人でなければ、この音楽にならない。僕は一音いちおん、耳の底でかみしめた。ひとつの響きさえ、聞き逃すのはもったいないとおもった。こんなうつくしい瞬間はほかにない。それは時計で計ることのできない時間。永遠と一瞬のあいだ。「合奏するのがさも楽しそうに合奏している」。気がつけばみな楽器を手に「おわった」顔をして立っている。ほんとうに「おわった」のか? せいかつだんは、おわった。おわりは、なくなったことを意味しない。自分たちのものになった、ということでもある。生活団の3年はそれぞれのこどもたちのなかにすっと飛んでその深くに収まった。生活とは、こりかたまった退屈な時間でなく、「芸術」以上になりうる。絵によって音楽によって声によって、からだに、こころによって、こどもによって。45年前に僕は、なんにもわかっていなかった。今日、目の前にいた9人が教えてくれたのだ。ありがとう。こどもたち。ありがとう。せんせい。ありがとう。こどもたちのおかあさん。すばらしい一日だった。しろがね色に光る時間のかけらが、僕のなかにも深く埋め込まれた。ありがとう、時間。ありがとう、生活。お昼は尼ヶ崎の都ホテルの22階で鉄板焼き。お肉と魚と野菜と。おなかいっぱいでうちに戻る途中、大阪駅前のヨドバシカメラで、ひとひ、ティラノサウルス、スピノサウルス、シーラカンス、たまごの「たまやん」のセットと、本日発売のトミカのレスキュー車を買ってもらう。大阪のおばあちゃんとはここでお別れ。京都の家に戻り、生ハム、かまぼこ、クラッカー、ほうれんそうのごま和え、野菜スープなどのあっさり晩ごはん。特別に8時半まで「へんないきもの」テレビ。9時過ぎ、僕とひとひはふとんへ。シーラカンスクイズ。「コモロとうにいっぱいいるのは、つぎのなかの、どれでしょう。1,はくじん。2,こくじん。3,インディアン」でひとひ爆笑。「シーラカンスがかかる網は、ふだん、なにをとる漁のための網でしょう。1,あじ。2,えび。3,インディアン」ひとひ身をよじって爆笑。そうして眠りにつく。今日の生活は明日の生活に、こうしてつながれていく。

2017年03月17日(金)

5時半、ひとひにふとんはがれて起こされる。夏にむけてこのまま5時過ぎ起きが定着するのかもしらん。朝ごはん食べ、2階で原稿少し。9時過ぎから10時まで小波運動場でにせランニング。11時ちょうどの「ころがるいしのおと」収録にむけて10時50分にひとひとKBSに着いておいたところ、小林さんの忘れ物事件などあり、スタートしたのが11時半になってしまった。しょがないねー。ベートーベン「運命」モーツァルト「フィガロの結婚」デューク・エリントン「A列車でいこう」ルイ・アームストロング「マック・ザ・ナイフ」ロッシーニ「セビリアの理髪師」ベニー・グッドマン「セントルイス・ブルース」。いっぱいかかりましたが一本録り。うちに帰って美山の納豆ごはん。明日の卒業式の「リハーサル」をして、園子さんは家のなかの掃除、ひとひと僕は自転車でスポーツ屋さん、和菓子屋さん、ホホホ座。シャンハイからきた三人家族と笑いあう。うちに帰ってすぐにお風呂。あがると東京のおばあちゃんがもう来ていた。クックルン最終回。転校かー。2年間、こども3人の、同じメンバーでつづけられる番組ってそんなにない。ひとひの幼児期の記憶に深く刷り込まれたであろうクックルン。晩ごはんはカレー、野菜サラダ、きゅうりとひじきの和え物、チーズ。葉さんのフランス蜜輸入チーズばつぐんにおいしい。ひとひもおいしいものはよくわかる。食べるだけ食べ、はげみひょうすませ、スヤスヤすーすー寝てしまう。

2017年03月16日(木)

園子さん、午前中散髪屋さん、午後はひとひの卒業式用のズボン。ぼくとひとひは午前中、こども未来館にいって借りていた本を6冊かえし、かわりに新しく、恐竜中心に、6冊借りる。お昼ごはんはファーマーズの道はさんだ隣にできた焼肉屋さんのランチ。ひとひは「おいしーなあ。また、こよな」園子さんは「・・・そうねえ・・・」。お店のおにいさんの心遣いなどとてもよかった。ランチはランチ。ひとはひと。午後から、ひとひは「サイクリングしよー」とのことで、よーし、と気合い入れ、鴨川沿いを北へ。ごろごろ、がたがた、びゅんびゅん、よろよろ。そして到着したのは宝ヶ池のこどもの楽園。でかいぶらんこで飛行機乗り体験。すべりだいで直滑降。3時のおやつは黒糖いり「黒どら」。心ゆくまで遊んでから自転車にまたがり、白川通、住宅街、京大農学部をぬけて、いったん誠光社に寄ってうちへ。往復12キロほどのサイクリングでした。誠光社で本日から開催の安西水丸さんの87年ごろの作品展すばらしい。帰ったら玄関先で園子さんとツバクロのスガワラさんが談笑していた。ひとひ大喜び、スガワラさんはひとひのBMXを「こんなふうに乗るんやで」という風にあやつってくれる。玄関先でビール。ひとひおおはしゃぎして、ラリーカー、恐竜絵本、指スケなどいろいろもってくる。お風呂がはいり、スガワラさん帰り、見送って、つかってからクックルン。どうやら明日で最終回。「つぎ、どんなんかなあ」と、いまから楽しみなひとひ。晩ごはんはすごかった。強烈なブリ刺、せいかつだん経由で届けられたほんものの生ひじき、スガワラさんのもってきてくれたスッポン鍋、こまつな、など。からだがポカーンと口をあけるような豪華食。ひとひは今朝も5時半おきだった。明日、あさっての2回しか、せいかつだんのパッと起きはない。大切に、たいせつに、めざめよう! そんな気概を感じる。

2017年03月15日(水)

ひとひ、卒業式をのぞいて最後のせいかつだん。なんとキューちゃんも鳴らない5時半にパッと起き、れーいーすーい、まーさーつー、と元気にうたって着替え、ふとんたたみ。卒業に合わせてまさしく、せいかつだんの求めるこどもへと、これはほめことばですが、こどもなのにぴたりと「帳尻を合わせてきた」。いやー、おもろい。すばらしい。6時過ぎにはよゆうで下へいき、ホホホ座の古書コーナーで買った、福音館「たくさんのふしぎ」シリーズの「恐竜はっくつ記」。むずかしいことばも、目を輝かせてきいている。そしてそのまんま、最後のせいかつだんにむかって「いってきまーす!」。その瞬間、これまできいた百いくつの「いってきまーす!」が玄関にこだまする。京都から西宮まで毎週ほんまによういってほんで帰ってきた。れいすいまさつより早起きよりそれだけでまずメチャメチャ値打ちやんな。園子さんとひとひを見送ったあと、おにぎり食べ、これも今月で終わるコマくんの最終2回分を書く。河出の宇野千代特集のために宇野千代作品を読む。すごいリズムだ。呼吸、鼓動より強い。天体と直結することばのリズム。魔法。そうか魔女か。お昼はシトロンブレでお肉ごはん。こないだオヤスミだった澪さんが復帰していてほっと安心。お肉の焼き加減が史上最高にすばらしかった。歩いてふーらふら、書店をめぐり、3時に進々堂で、村上光彦先生の奥様葉さんと待ち合わせ。フランスの事情、ウォルタンスキーの話、光彦先生の訳業の話、など。僕は「毎日が一日だ」を贈り、葉さんは非常に危険そうなチーズをくださる。ありがとうございます。うちに帰って宇野千代つづき。気がついたら暗くなっていて、ひとひから「おとーさん、クックルン、よやくしといてくれたー?」と電話が。15分後、川端丸太町のバス停に傘もって迎えにいく。ぴちぴちちゃぷちゃぷらんらんらん。すぐお風呂。クックルンはいよいよ佳境。晩ごはんはチキンライスと水菜きのこソテーサラダ。せーかつだん、きょうりゅうの話しながら、20分で食べ終え、歯をみがいてすぐ2階。水曜の寝床の「クイズ・ジュリアン」3問ほどで眠くなり、背中かいてやりながら最後のクイズ「めっちゃつよいどうぶつを、じゅんばんに、10こ、いうてください」出し終わる前に寝息。2年間の西宮通い、がんばったな!

2017年03月14日(火)

1時40分に起き、新潮社の書評原稿。ジュリアン・バーンズ「高く、深く」。4時頃完成。たまっていたEメールに返事。5時半にしんぼたまらずに仮眠。6時半、ぴぴぴ、ぴぴぴ、と「キューちゃん時計」がなり出すや、ひとひウーンと手を伸ばしキューちゃんをとめ「・・いま、まだ、はやいのん?」「うん、45ふんまでは、まだちょっとはやいで」といったら「じゃあ、まだはやいうちにおきよう!」といって立ち上がり、両手を真上にむけてバンザイをした。まるで、せいかつだんの「ふんぱつこども」のポスターかなにかのように。寝てる園子さんを起こし、れーすいまさつ、も大声で、しっかりした手つきで。パジャマはまるで服屋さんみたいにしゃれたたたみかた。いったいなにが? 「えーと、きょう、せいかつだん、あるっておもってたん」これがまずひとつ。さらに「えーと、はやく、マクラーレンホンダ、あけたかったん」とのこと。そう、ゆうべ、大阪の星野さんご一家からいただいたプレゼントをあけてみると、「鈴鹿レジェンド・マクラーレンホンダ3台セット」がでてきて、驚喜したひとひはそれらを箱のまましまい、「あしたのあさ、あけよ」と封印したのだった。それか。朝ごはん食べて、僕は2階でEメール連絡。ここ3日間ろくすっぽ返信していない。昼前にひとひがあがってきて、「おかーさん、ぜいむしょいく。いっしょに、あそぼ」とのこと。では無事、青色吐息申告おわったのだ。アリガタヤりんごんリンゴーン! トミカの道でわりと正確な鈴鹿サーキットつくり、ひとひの手持ちのF1ミニカー12台を走らせる。途中で「昼ごはんチーズパン」による赤旗ストップ。3周で争われたレースはアイルトン・セナ運転するMP4/8の勝利に終わった。そして鴨川で野球。そしてヘミングでスイミング。ひさしぶりに園子さんも観覧席へ。ひとひのいる9級、人数が多い割に、やることがたいへんで、なかなか順番がまわってこない。それでもコーチはてきぱきしているほうだ。「遊び」の時間を背泳ぎやクロールにいかすなんてどうだ。ラッコ遊びとかね。自転車三台連ねて帰り、お風呂、クックルン、晩ごはん。つみれ鍋、もずく酢。今夜もひとひは8時には余裕で就寝。園子さん夜中におりてきて台所で夜なべ。

2017年03月13日(月)

寝不足。朝ごはん食べ、「オートスポーツ」の2回目原稿かく。ミニカーについて。下におりていって「おさるのジョージ」。キャトルセゾンにいって食パンとツナサンドパン。お昼から、廊下でひとひのおもちゃ整理。もう乗らなくなった、室内用三輪車(ダヴィンチの関口くんより)、木の汽車(新元良一さんより)、ほかこまごましたおもちゃ持って、ピニョ食堂の全ショウイチさんところへ。息子のユウくん(2さい)とてもよろこんでくれる。おじいちゃんとおばあちゃんも、それをみてよろこんでくださる。帰途でひとひ「みんなうれしかったから、ぴっぴのおもちゃ、ええことしてはたらいてるなっておもった。ぴっぴも、うれしかったわ」とのこと。サンプラザ横のスタンドで生ジュースのみ、自転車で國田屋さん、フレスコ、ファーマーズ。ひとひをかわいがってくれたファーマーズの店長が3月いっぱいで辞めはるとのこと。「なにすんの~ん」とひとひ。店長さんは苦笑。「ちいさなかぶ、やったらえーのにー」。うちでお風呂、クックルン。クックルンはえらい大河SFみたいになってきた。晩ごはんは豚と野菜の照り焼き丼だった。いろいろと片付け、ひとひとふたり8時にふとんへ。先を争って就寝。

2017年03月12日(日)

朝ごはん食べ、すきとおった晴れのなか、ひとひと自転車で鴨川を七条までさがり、京都駅のむこうの梅小路公園へ。遊具にのぼり、すべりおり、チンチン電車で4往復。お昼は藤井大丸の裏のイタリア料理屋さんで、ピッツァとフィットチーネを食べました。店内ではローマを舞台にした映画が流れていた。ひとひ初ウディ・アレン。「ローマで、カモーメ、やな」とのこと。アモーレ、やけどね。ホホホ座三条店混んでいて、Hi-fiカフェで吉川さんにコーヒー煎れるとこみせてもらう。うちに帰って恐竜の本。お風呂はいり、6時に「たけうち」にいったら閉まっていた。ひさしぶりに七福屋さんへ。あんかけ五目チャーハンをひとひ、五目スープそばを園子さん。僕は途中で手を振り、誠光社へ。それからは夢の時間。ポスターにはJONAS SHINJI BONNIE LEIの文字。ジョナス・メカスの新作OUTTAKESの映像が、天井から吊り下がるトレーシングペーパーに写され、そしてもう一枚吊り下がったトレーシングペーパーに、僕のその場小説、そしてリアルタイムにNYでボニーが訳してくれるその場翻訳。映像と、日本語と、英語は、たがいに干渉しあって「波」を起こした。それぞれが固有の波だった。ボニーも僕もジョナスも零さんも、それぞれが波打った。お客さんも、映像を遠くで見ていたひとも。みんな「波」だった。うつくしすぎる夜。打ち上げはニュー大文字。そして樹氷のように酒瓶が立ちはだかる三条木屋町のカウンターバー。僕は波だ。園子さんもひとひも。波うたないいのちなどこの世にはない。

2017年03月11日(土)

朝ごはんのあとヤマハ練習。ばっちり。ヤマハにいって、鉄琴木琴合体演奏。終わったあと、ひとひとこはるちゃん、はるきくんに、ポケット版の絵本を読んでさしあげる。ふーん。オズの魔法つかいってこんな変な話やったんやね。丸善にいき、園子さんはこども服本のコーナー。ひとひはえんえん恐竜の図鑑、恐竜のマンガ。タカシマヤの駐輪場に三台。お昼はチョーひさしぶりに、タカシマヤの「つな八」。赤ちゃんのころお世話になったカワイイ田中さんともおひさしぶり。ひとひ照れて少しシャイに。でもだんだんと図に乗ってくる。園子さんとぼくは定食、ひとひは天丼。メリーゴーランドにいき、松林誠さんの「毎日は一日だ」原画展のお祝いにいく。105枚の顔。ひとつひとつが特別な「一日」。「じんじろげ」「YMCA」「ナヴァロンの要塞」「自動車ショー歌」などかける。いったん家に戻り、ひとひとお風呂にはいってからクラシカロイド。園子さんの帰宅を待って洗濯物やり、6時過ぎふたたびメリーゴーランド。8時前、誠光社に移動。零さん、堀部さん、ニューヨークのボニーと、明日のジョナス・メカス・イベントの準備、リハーサル。万事快調最新美術。9時半、零さんといっしょに二夜連続の「とんかつ清水」。今夜はヒレとロースをひと皿ずついただきました。よく食べよく飲みよく話した。よく笑った。途中でやはりきのうとおなじく若い女性(紅さん)が合流。ずらりとラグビー的なお客さんが埋める店内、「これがほんとの、紅一点ですね」と紅さんは笑った。

2017年03月10日(金)

起き抜けから大騒ぎ。園子さんに「ひとひにそんな怒らんといて」という。みんな大慌てですっごい焦っているのだ。7時過ぎ、最後のせいかつだんにいってらっしゃーい。2年、京都から甲子園まで、ほんまよう通いました。2階で「源氏物語」。小波で重いもんぎっこぎっこ働き、シトロンブレも大騒ぎ。なんでこんなに、いうくらいごった返している。食後、出町柳まで自転車をとばし、ひさびさに野本さんからタオ指圧。かっとばせー、かっとばせー、ターオ!」 うちに帰って段ボールなど整理。そのうち大事なことに気づく、俺アホや、クックルン忘れたやん! すごい疲れて楽しそうなひとひが京都バスからおりてくる。クックルンのことをいうと「うーん、ま、しゃあないな!」と簡単に許してくれる。晩ごはんはきのうもあったおかず、ブロッコリーマカロニ。忙しいからねえ。ひとひとふたり寝床で、クイズ・ジュリアン! 寝静まったあと、ひさびさにとんかつ清水へ。東京から来た河井さん、京都在住の野本さん、野本さんの友人のおねえさん、みな酔っ払う。元気すなわちおもしろい女の子。

2017年03月09日(木)

サンキュー! の日。朝ごはん食べて、ひとひはヤマハの発表会の練習完璧。柴田クリニックにいって鼻吸い、薬吸入。帰りは京大のなかを通り抜けて、キャトルセゾンでパン買って、食パンは30分待ちで、京大の裏をぐるっとまわって、それでパン受け取って帰ってくる。園子さんはひとひの卒業の服作りと税務仕事が佳境。食後、東京のおばあちゃんに電話し、自転車で遠乗りサイクリング。三条、四条、五条で川端から河原におり、七条を過ぎて、塩小路橋のむこうの鉄橋で、轟音を浴びながら、JRの電車のおなかをみあげる。京都駅をチラ見して、五条木屋町のefishでちょい休憩。きれいなおねえさんに「ひとひくん、ひさしぶりやね!」と声をかけてもらう。ふたたび出発。ドライフルーツをもとめてホホホ座、しかしきのうで売り切れで、やまやにいったらカットパインの小袋があってそれにした。タイグさんの店はちょっと雰囲気が変わっていた。うちに戻って速攻お風呂。明日は生活団の、最後のふつうの集合日。そのことをしみじみ味わっている感じは、ひとひにはまったくなし。晩ごはんはそぼろ親子丼、はんぺんと水菜のおすいもん。余裕をもって食べ終えられるはずが、はげみひょうの仕上げがたくさん残っていて8時に大慌てで布団へ。ちょいクイズしつつ眠り、10時過ぎにあがってきた園子さんと交代。明日のいってらっしゃいが生活団最後か! いや、もうちょっとあんのかな?

2017年03月08日(水)

朝ごはん食べてすぐ、オートスポーツの新連載。トヨタ・ヤリスに初優勝をもたらしたラトバラくんの顔について書きました。さらに、ロームシアターからの依頼掌編を書き、下へおりていくとひとひが「おさるのジョージみよー」といった。ジョージはいつもよくできている。見終わって、せいかつだんの仕事をいっぱい抱えた園子さんに「いってきまーす」と宣言。まずは岡崎公園の野球場のフェンスぎわで「やきゅう」。ひとひはバッティングがとてもじょうずになった。スローイングはいま習得中。しばらくつづけてあと「おなかへったー」ということで、お昼ごはんはピニョ食堂。ひとひはスユとごはん。ぼくはジョンと水キムチ。きのうのピッツァがまだもたれている。店主の全さんといっしょに、ナグネコプテキの二階に作り中の新しい料理屋さんの工事現場をみにいく。お店のシンボルともいえるネオン管の「おなべ」の点灯式。ここもまたきっとはやるだろう。岡崎公園に戻って図書館で古代生物の本5冊借りる。乗り物よりなによりひとひはいまシーラカンスやダンクルオスティウスら古代の魚類。明日にはまた変わっているかもしれないけど。月餅屋さんでゼリーと干菓子かい、三条ホホホ座へ。時事通信のおしゃれな博多っこおねえさんが小説を買ってくださる。ひとひのコーヒーはまた一歩じょうずになった。うちに帰り、「クラシカロイド」みてお風呂。晩ごはんはなんとアンコウ鍋。ひとひ初アンコウ。予想どおり、皮の黒いふにゃふにゃしたところが大好きになる。鍋はごま味噌仕立て。関東生まれで料理上手の園子さんだからこその、たぶんいま近畿地方でいちばんおいしいアンコウ鍋。8時にひとひといっしょに布団ゴー。あと10日でせいかつだん卒魚、ちゃう、卒業や!

2017年03月07日(火)

ボー。午前中、オートスポーツの新連載かんがえる。11時にひとひあがってきて、遊び場をめぐって園子さんとひとひが。両成敗、という感じで、ひとひと僕は外へ。まずは京都府立図書館に本かえしにいき、三条大橋をわたって、丸善に、ももちゃんのための本を買いにいく。ひとひには恐竜クイズの本。晴れてはいるけれど風は冷たい。東一条の京大ちかく、イタリア料理屋さんルチアーノへ。ひとひは前にここで食べた「クアトロフォルマッジ」のピザがもう一度たべたくてしょうがない。タベマシタ。ほぼ一枚。よー食べた。ピザ焼き窯にも興味津々。お店のおにいさんおねえさんがみなすごくやさしいので安心している模様。また来ましょう。今出川を白川通までのぼり、くだり、京大のなかにおもしろいラリーコースを発見。時計台の下でちょい休憩。3時過ぎようやっとヘミングへ。9級のクラス、いつもはコーチふたりでどんどん進むのに、きょうはたまたまコーチひとり、なのでけっこう待ち時間が多かった。張り切っていた背泳ぎがほとんどできずにまさしく肩すかし。自転車ダッシュで家にもどり、ダッシュでお風呂にはいります。晩ごはんは、カレイの煮付け、ほうれんそうのおしたし、豚野菜炒め、にんじんのきんぴら。園子さんとひとひまたおかずのことでにらみあう。もう、そんなんソンやろ、とひとひを諭す。8時までピアノの恐竜クイズ。明日はみんな仲良くね!

2017年03月06日(月)

ボー。それでもいっしょに朝ごはん食べ、園子さんとひとひをせいかつだんに送り出す。段ボールごみまとめたり、掃除洗濯したあと、あたらしく連載がはじまる「ジュニアエラ」、こども向きアエラ、の本のコーナー。1回目は「図鑑」。生物ミステリープロ、というシリーズをすすめる。ドラえもんのひみつ道具ずかんも。お昼に小波センターで重いものだけもちあげ、2時にブションでお昼。ツバクロでだしてもらったインドのコーヒーおいしすぎてふるえた。この一杯だけで吉川さんはビートルズのインド盤78に値する。うちに帰ってムーンブーツくんでクラシック78再生。やっぱ、かければかけるほど滑らかな音に。ふだんからもっとかけさせていただこう。4時半ごろ、チェロの鳴りひびくなか、ひとひと園子さん、ファーマーズに寄って帰ってくる。ひとひ、さっそく牧場あそび。5時過ぎにお風呂。6時半から晩ごはん。やきそばともずく酢。ドラえもん科学ワールド「生命進化と化石の不思議」読み、8時ちょうどにひとひ就寝。しばらくいっしょにネタあと、9時前にお座敷におり、ニッキ、各種レンラク。

2017年03月05日(日)

イベントの日。朝ごはん食べ、いってきまーす、とおけいはんに乗って京橋、JR東西線で北新地。ジュンク堂の大阪本店は堂島のビルのなかにデデーンとある。お昼はドーチカでラーメンをたべ、12時半に書店で白水社のみなさん、ボラーニョ訳者の松本健一さんと合流。松本さんは十三でうまれ、現在はツバクロ大阪店のすぐそばにお住まい、とのこと。ラテンアメリカ文学と、中島らもさんと、西脇順三郎と、詩。対談は、そういう話になりました。2時半にダッシュで阪急梅田駅。烏丸までみんなですわってゴー。4時から芸術センターで明倫レコード倶楽部「赤の会」。1曲目のパティ・ペイジ「テネシー・ワルツ」かけていたら、相方のひとひが園子さんとやってきた。ハンク・ウィリアムズ、レッドベリー、マディ・ウォーターズ、バーベキュー・ボブ・・・。会場にもうひとり6歳の、こちらは女の子がいて、ずっと紙飛行機をとばしていてくれて楽しかった。ひとひのリクエストでクラシックセット。ベートーベン皇帝、おもちゃのシンフォニー、モーツァルト恋とはどんなものでしょう。ムーンブーツくん今日も豊かに鳴り響く。プシホダのアリアはのこぎり音楽。ラスト近くのラテンの嵐、ビリー・ホリデイ、さいごのマヘリア・ジャクソン。目をつむって微笑んできいているお客さんが多かった。蓄音機もっててよかったとおもった。終演後、すみやかにタクシーでツバクロへ。ひとひは「まつもとくーん」とけっこう強面の松本さんになつきまくり。人生初すっぽんという金子さんら、ツバクロはいいお店でしたね。みなさん参会したあと、ぼくはひとりスガワラさんとお酒。そのままふたりでテキーラバー、さらにスガワラさんの五条の豪華マンションでチョイ飲み。どうやって帰ってきたかおぼえていないくらいの、久々の深酒。

2017年03月04日(土)

時々目がさめつつ、はっと目がさめたら6時やん。えらい寝て、腰いたい。園子さんは父母会のため7時半に出発。お味噌汁はひとひが担当。ふたりでおにぎり、お味噌汁食べて、ヤマハの練習。終わったら本読んだり相撲とったり。10時からヤマハ。発表会、「さんぞくのうた」の、ひとひは鉄琴担当なのですが、急遽、木琴のパートも合わせて演奏することになった。ぼさーっと待ってる時間がなくなったから、ひとひ的にはうれしいかもしれへんけど、けっこう緊張やんな。自転車で四条河原町。模型屋さん、ジュンク堂で好きなものみて、お昼はシトロン・ブレでお肉ランチ。ひとひの血色がじわじわどんどんあがってくる。ごちそうさまでしたー、とYMCAにいき、坂井ゆうくんの応援。おとうさんおかあさんともひさびさに会えてよかった。ゆうくんはクロールで20メートル以上泳げるようになっていた。それで力尽き、背泳ぎはまあ、またの機会に。弟のきとくんはひとひがきてくれてチョー大盛り上がり。3男のはるまくんは、「あれ、ゆうくんがこんなにちぢんだ!」とマジでおもってしまうくらいおにいちゃんにそっくり。男前赤ちゃん。プールおわったあと、おとうさんふたり、6歳児ふたり、4歳児ひとりのチームで富小路公園へ。かくれんぼ、だるまさんがころんだ、たかたかおにごっこ。ひとひはふだん、こんなふうに遊ぶことがないのでスーパーたのしそう。ゆうくんのおとうさんが、いちばんたのしそうだったかもしれない。うちに戻りお風呂。今日ぷにゅぷにゅの寒天石けんを買ったので、ひとひはそれを試してみたくてしかたなかった。晩ごはんは、カブとカブの葉、ハタハタの塩焼き、車麩の卵とじ、そら豆。食後「なぞなぞライオン」読んでいたらすぐに時間なくなる。本に吸いこまれていくみたい。佐々木マキさんの作品はそんな気配ある。

2017年03月03日(金)

ひなまつり。白浜では女の子パンダが木登りおもちゃをもらったそうな。ひとひと園子さんはさっさとせいかつだんへ。僕も朝ごはん終え、「日本からきました」書き、「コマくん」2話書き、「きんじよ」途中まで書く。途中、ものすごいかっこいいおじいさんの赤帽さんが蓄音機を取りにきてくれる。お昼前、小波運動部で、にせランニングと重いもの。ブションでランチ食べ、古着屋さんのぞき、うちに帰って明後日のイベントのためのレコード選び。最近ひとひはクラシック好きなので、これとこれを入れといて、とリクエストをうけております。きのうKBSでかけた、シュナーベルの弾くベートーベン・ピアノ協奏曲もふくまれてます。アイネ・クライネ・ナハトムジークも。芸術センターまでレコードとどけ、またうちにもどって「きんじよ」最後まで。ボラーニョの小説よんでいるうち、ものすごく眠そうなひとひ「たらいまー」と帰ってくる。すぐお風呂。園子さんも疲弊しきった顔。あと生活団は2回! お風呂あがり、晩ごはんは、和風スパゲティと冷や奴。「おとーさん、わふー、て、どういうことなん?」「にほんなかんじがする、てこと。おしょうゆとか、きものとか、しゃみせんとか・・・」ききながらもう寝そう。8時にいっしょに寝、2時頃起きようと思っていたら・・・・。

2017年03月02日(木)

午前中、飛ぶ教室の特集のための短編「おとうさん」書く。10時半にひとひとKBS。ひとひはもうすっかりメインのパーソナリティ。1本目はクラシック特集にみえ、ひとひによる「きょうりゅうクイズ」の番組に。2本目はクラシック・ピアノ特集。シュナーベルのピアノってすごい力。どんなノイズもねじふせて響きわたる。うちに戻ってキャトルセゾンのパン。午後から園子さんせいかつだんの仕事。ひとひと自転車を飛ばしD2、そして御所。おねえさんたちが野球している反対側で親子で野球。BMXでこぶに乗り上げ、ひっくり帰ってショックなひとひ。D2で買うた「チューイングキャンディー」なる食べ物に夢中。國田屋さんに寄り、おやつとビール。ひとひは若旦那といっしょにお店のクルマのタイヤ交換を手伝わせてもらう。全身で十字レンチをまわす6歳児。うちに戻り、明日のせいかつだんのおしたく。全部であと3回! いっこいっこ、大切にかよおう。お風呂に入り、こどもテレビ。チューイング飴を買う条件は、晩ごはんのお膳はぜんぶひとひがやる、でした。そのとおり、最後までぜんぶできた。サワラのつけ焼き、きゅうりの酢の物、ピーマンのきんぴら、関東風肉じゃが、おしたし。最後までやっていそいで2階。ひとひと園子さんがふとんにはいってからしばらく、仕事部屋で、とどいたばかりのオリベッティをタカタカたたいてみる。これこそタイピング。

2017年03月01日(水)

朝にテレビ会議。ダンとルルとボニーはきょうも仲良しで元気。ナイヤックの一家。11時に嵐山の母娘と合流。たけうちさんちのみよちゃん、新車に乗ってやってきたおかあさん。鴨川であそび、いのんで絵本。すずめが食べに来る、でみよちゃん大笑い。食後も鳩やサッカーボールで遊んだあとたけうちさんたちは地元へ帰っていく。僕とひとひはミシマ社で「わがし」の書と地図、ホホホ座の三条店へ、月餅屋さんのお餅をおみやげにもっていく。「ゆでたまごカッター」で、すいすい、お餅を切っていくひとひ。人生二杯目のコーヒー。前よりいっそう深い味がだせるようになった。うちに戻って「エルマーのぼうけん」。お風呂、クックルン。晩ごはんは、ほたるいか入りラタトゥイユ、ぶり大根、餃子、もやし炒め。ひとひは餃子にふたたびめざめた。昔、おいしいものならなんでも「これ、ぎょーじゃ、ねえ」といっていた時期がある。8時過ぎ、ひとひ寝付かせる。僕もしばらく休み、11時からオカモチェクさんとふたたびテレビ会議。翻訳画面をめぐる重要な問題があきらかになる。かっこよくできるか、当日まであと11日!